2010/11/5 世界のイルミネーション事情

ハロウィーンが終わるといよいよクリスマスに向けて街は動きます。
その最も象徴的なものがイルミネーションでしょう。 六本木ヒルズでは来週火曜日の11月9日に、点灯式が行われます。
ところであの国のイルミネーション事情はどうなのでしょうか。
今朝も2カ国をコネクトしてお送りします。

 

イルミネーションは派手なのでしょうか?

メキシコシティー。 府川祐子さん
「とても派手です」

フィンランド、エスポー市。 遠藤悦郎さん
「日本よりも素朴です」

 

メインのイルミネーションはどこなのでしょうか?

メキシコシティー。 府川祐子さん

メキシコではセントロのソカロ(憲法広場)にメキシコシティーが飾り付けをする。
昨年まではLEDではなく、電球とレーザーで、とても派手な電飾。 中央には大きなクリスマスツリーを立てます。レフォルマ通りには、40メートルのツリーが去年飾られました。
今年は独立200年、革命100年の記念の年なので、さらに派手な飾りが期待されます。

1月6日の「三賢人の日(新約聖書に出てくるキリストの生誕を祝いにきた人々のこと)」まで続きます。 また市内のショッピングセンターでは、LEDやレーザーを使ったイルミネーションも多くなってきて、お互いに派手さを競います。

メキシコならでは、というものはあるのでしょうか?

メキシコらしいものとしては、「アラメダ公園に縦横5メートルくらいの小さなイルミネーションに飾られた舞台が何十個も並び、三賢人や、サンタクロースと一緒に子どもが記念写真を撮る」というものです。
メキシコでは、サンタクロースよりも三賢人がプレゼントを持ってくると信じられており、人気があります。

 

夜が長いシーズンで光が恋しい気がするのですが?

フィンランド、エスポー市。 遠藤悦郎さん

最近でこそ青色白色LEDを使ったものなども見かけるものの、「まるでラスベガス」のような光の洪水、というものは滅多にありません。
ド派手なライトアップよりも、シンプルでほっとする光が好きなのではないでしょうか。 建物のライトアップもどちらかというと控えめです。 個人の家のあかりにはこだわりがあって、キャンドル、暖炉の火、やわらかな暖かい光の照明器具には気を使って、演出しています。
個人的には、病院の診察室にもキャンドルが灯されていてびっくりしたことがあります。

いわゆるイルミネーションの名所はないのですか?

一番有名なのは街の目抜き通りでもあるアレクサンダー大通りのイルミネーションで、ここの点灯式はクリスマスシーズンの訪れを告げるイベントのひとつで必ずニュースになっています。 今年は11月21日日曜日、待降節。 つまりアドベントの始まる1週間前の午後3時点灯式&パレード。
この通りにある、国を代表するデパート「ストックマン」のクリスマスのウィンドウ飾りは有名で子ども連れを中心に毎年大勢の人が見に来ます。
だいたいサンタクロースやトントゥ(小人のような森の妖精)がテーマのおとぎ話風です。