フェンシングの世界選手権第8日はきのうパリで男子フルーレ団体があり、日本の太田雄貴、千田健太、淡路卓、三宅諒の4選手で銅メダルを獲得です。準決勝で強豪のイタリアに、30-45で敗れましたが、3位決定戦ではエース太田選手の13ポイント奪取などで、ロシアに45-42で逆転勝ちしました。世界選手権での日本男子団体メダル獲得は史上初。北京で銀の太田選手は個人でも先日銅メダルを獲得しており、2つめのメダルとなりました。
2019年に日本で開催されるラグビーのワールドカップ組織委員会会長に、日本経団連名誉会長のキヤノン会長の御手洗冨士夫氏が就任しました。きのう東京都内で記者会見があり「W杯にむけて経済界もできるだけ支援していきたい」とコメント。日本ラグビー協会では管轄組織であるIRB への拠出金を含め、大会運営費をおよそ300億円と見積もっています。海外からの応援ツアーなども含めて、経済効果を最大限にするねらいで経済界との連携は不可欠、というところでしょう。
九州場所初日を週末に控えたきのう、横綱白鵬は福岡太宰府天満宮にある伊勢ケ浜部屋へ出げいこし、場所前の最後の本格的なけいこ行いました。順調に白星を重ねると双葉山の最多連勝記録の69連勝の記録タイが、来週の20日で記録更新は21日。白鵬の夫人の生まれ故郷の徳島ではその両日はパブリック・ビューイングが行われることが決まりました。通常は優勝争いが大詰めを迎える、千秋楽や14日目から売れていくチケットは、今場所に限ってこの2日間から売れているという事です。
広州アジア競技大会は、今日からから11月27日まで15日間かけて、中国の広州市で行われます。90年北京アジア競技大会に継いで、中国での2回目のアジア競技大会です。今回は、卓球や競泳から囲碁まで、オリンピック項目とそれ以外の史上最多42の競技項目を設けています。大会終了後同じ広州で、第1回パラリンピックアジア大会も行われます。
現地入りしている日本人選手の中でも卓球女子の福原愛選手は、現在は中国スーパーリーグの広東省チームに所属し、広州市内に生活拠点を置いています。個人とダブルスの両方の調整を行い、ペアを組む石川佳純選手とともにのびのびと練習を行いました。
貿易の都市の広州に欠かせない「水」をテーマにする開会式は、選手団が分乗した45隻の船が会場の西側から出発し、水上からパレードするもので、花火は北京五輪や上海万博を上回る16万発でギネスに申請する予定とか。
日経新聞によるとこの地域の経済成長に伴い、オイルマネーが注がれた前回のドーハ大会の5倍という協賛金を集めて施設は新設ラッシュです。全52社のスポンサーのうち中国本土以外の資本の会社は4社のみ。公式スポンサー以外の企業に対し、開会式会場や屋外競技場の周辺に設置された大型看板の撤去などを指示し、外国資本は困惑しているとのこと。
また中国当局は広州市内に世田谷区の人口よりも多い85万人を超える警備要員を投入し、特に開会式会場の周辺住民には式典前後の帰宅を禁じ、デモ発生や妨害行為を全力で阻止することになっています。