2010年もあと一週間。 この時期参考にしたいのが大掃除や整理の特集。
キーワードはヨガの行法哲学をもとに生まれた言葉「断捨離」です。 さっそくチェック。
『InRed』1月号「家中スッキリ! 片づけ&おそうじ計画」
「1週間でお部屋スッキリ 断捨離&おそうじ 実践編」では、1日目が寝室とクローゼット、2日目がリビングといった具合に、日にち別に掃除すべき場所が指定されていて、わかりやすい。ちょうど7日間というのも、今の時期にぴったり。断捨離のポイントは、例えば「2年着ていない服は一掃する」「シャンプー、洗剤はお気に入り1種類だけ」「履けない、履かないはすべて処分」。実際に部屋をスッキリさせた実例で驚かされるのが、断捨離で出たゴミの量。会社員の黒田さんはショップ紙袋150枚、しまいっぱなしの書籍4箱分、古い食器、ごみ袋3つ分の衣類などを処分したとか。
一方、仕事環境の整理に特化した特集が『ダイム』1月号
「“ビジネス断捨離”&クラウド整理術」。お手本にしたい代表例のひとつとして紹介されているのが国立国会図書館。蔵書は約3,661万7,300冊。その整理の鍵は分類だそう。一日に新聞・雑誌は2,000点、図書は500冊ほどが届くそうですが、すべてにスタッフが数字とアルファベットを組み合わせた請求記号をふっています。そのために使われているのが、独自の「国会図書館分類法」と「日本十進分類法」。例えば、210という番号。2は歴史を意味し、1が日本を意味するそうで、この場合は日本史。810の場合は8が言語を意味するので日本語となるんだとか。デスクや引き出しの整理も、数字で区分するのはアイデアかも知れません。
より幅広く整理術を紹介しているのが『OZ plus』1月号
「すっきり、前向き! わたし整理術」。部屋や仕事環境、PC&バッグの中、カード類や医療保険、はたまた人間関係までを一気に整理。注目は「イラストレーター五月女ケイ子さんが今ウワサの断捨離を体験!」。
自宅の仕事部屋を整理する際に彼女が片付けられないものが
例えば、“おみやげのチャングムの絆創膏”は、人と会う時に使ってひと盛り上がりしてから処分するとか、“たけのこの里のカツラ”は、ほしい人にあげるなど、その場でゴミとして処分するだけではないのがポイント。断捨離を終えて「自分にとってなにが本当に大切かを見つめ直す作業で、片付けというよりもセラピーのようでした」と語る彼女。セラピーと言われると俄然、気になりますね。
年末の大掃除。今年はとにかく捨てまくってみてはいかがでしょうか。
ただし、年末年始は収集がお休みなので、ゴミだらけの部屋で年越ししないよう、ゴミ出しはお早目に。