今朝はフラワー・アーティスト、ニコライ・バーグマンさんが語るデンマークの食卓の様子。
青山にあるニコライ・バーグマン・フラワー・アンド・デザイン・フラッグシップストアで行われた公開収録。 打ちっ放しのコンクリートで、高い天井の会場は、カフェ部分と大胆なアレンジメントでデザインされたフラワー・アートが奏でるハーモニーが素敵でした。
オーナーのニコライ・バーグマンさん。 故郷のデンマーク、コペンハーゲンでの朝ごはんに欠かせないジュースとオープンサンド。 番組公開収録の場では、来ていただいたリスナーの皆様に振る舞われました。 まずはオリジナルのネーミングのこのジュースから……
JK(ジョン・カビラ):フラワーパワーというジュースがあるんですが、これ飲むお花なんですね?
NB(ニコライ・バーグマン):そうですね。
JK:エルダーフラワーというものが入っているということなんですが、他にストロベリー、りんご、バナナということなんですが、このエルダーフラワーとはなんですか?
NB:シロップとして入れているんですけれども、デンマークとかスウェーデンとかノルウェーではよく自然にある白い花ではあるんですけど、もちろんこっちでお花を切って入れるというのはちょっと難しいので、シロップとして入れているんですけれども。
JK:まさにエッセンスが……
NB:中に入って、うん。
他には、3種類のベリーと、バナナ、ミルクをミックスしてシナモンで味を整えた「ベリー・ナイス・デー」という名前のスムージー。 そしてデンマークを代表する食べ物も、イベント当日のテーブルに用意されました。
デンマーク式のオープンサンドウィッチで、薄切りライ麦パンの上に具材がいろいろと載っている、デンマーク語でスモーブローという軽い食事でした。
JK:このスモーブローなんですが、ライ麦のパンのオープンサンドウィッチ。で、これはウィンターチキンオープンサンドという名前なんですけれども、この中に入っているのは当然チキンと…これ、リンゴですか?
NB:リンゴも入っているんですね、やはり自然とフレッシュな…花とか野菜とかフルーツとかそういうのがつながる感じにいつもメニューを考える時に考えているんですけど…。あとオープンサンドウィッチにチキンとサラダが上においてあって、やっぱりフレッシュに感じるような感じなんですけれども…。
JK:これ、いただくとですね、クルミもいたりなんかして、食感が柔らかいチキンサラダの中にセロリとアップルとクルミが入っていて食感が楽しめるし、ちょっとサワーなライ麦パンがいいんですよね!
NB:そうです、だからやっぱりそこがポイントですね、昔は結構重い感じ。 お肉が重くて塩がたっぷり入っていて重みが入ったんですけど、一旦、デンマーク人としてもスモーブローを急に食べなくなっちゃったみたいな。
JK:一時期人気が無くなっちゃったんですか?
NB:そうそう、なくなっちゃったんですよ。それでいろんな有名なシェフたちがスモーブローを、デンマークの伝統的な部分から、ちょっとこういう新しい、フレッシュ感をつけましょうというような話になってで、本当に5、6年前からスモーブローというお店、いっぱいありますね。
JK:これは国民食と考えていいんですか?
NB:うん〜そうです。
軽めの食感のオープンサンドへと進化しているんですね。
また健康指向が強いデンマーク。
シリアル食品の一つ、ミューズリーにもこだわりがあるようです。
NB:最近でもいろんな種類がありますけれども、最近は、自分でショップでミックスをしてミューズリーを買って帰るような……
特にパン屋さんの一部にそういう選べるような…ミューズリーを好きなようにピックアップして混ぜてるところもあるんですよ。
今朝はデンマークの食卓をご紹介しました。
会場ではこの他にもダニッシュ・クリスマス・クッキーやクローブとオレンジピールをブレンドしたハーブティー、そしてライス・プディングなど、この時期にふさわしいデザートもいただきました。
表参道の駅にほど近いニコライ・バーグマン・フラワー・アンド・デザイン・フラッグシップストアは、朝8時からデンマークならではの食事が楽しめます。