内閣改造でゴタゴタが続く政局ですが、NHKの発表による2011年1月11日の時点での内閣支持率は、12月よりも4ポイント上がって29%でした。
政権の指標と考えられる場合も多いのですが、話題のあの国ではどうでしょうか?
今朝も2カ国をコネクトしてお送りします。
イタリア、ローマ。 村本幸枝さん
「最高で70%の支持率だったが、最近は40%強あたりに低迷しています」
未成年女性との関係疑惑、公立大学民営化と教育予算削減を検討する政府に対する学生たちの暴動、最近で記憶に新しいのは議員の票を買収して内閣不信任案を却下させたという疑惑などを考えると、70%台はキープできなかったものの、未だに40%台の支持率を確保しているのが不思議だという一方、若者を中心とするベルルスコーニを支持する国民がいることも確かです。
インテリ層を中心とする中道左派の国民が多いイタリアだが、野党である中道左派政党が当てにならない現在、国民はかなりあきらめムード。 一部では、ベルルスコーニは、ムッソリーニ以来の独裁政治体制を確実に築きつつあると懸念する国民もあり。
ロシア、モスクワ。 エレーナ・カタソーノバ・レオニードブナさん
「昨年10月の世論調査では、それぞれ76%と77%です」
大統領の支持率が高い理由のひとつとして昨年9月に汚職が見つかったルシコフモスクワ市長を解任したことにあります。
国民は汚職に戦う大統領として評価しています。
そして、プーチン首相は、テレビの討論会に出席したり、国民との対話を積極的にしているので支持されているようです。 ただ、1月の今モスクワ市民の関心ごとは、家賃や電気代、ガス代が値上げするかどうか。 これによって変化が起こるかも……