節分が明けて今日は立春。「春の訪れ」というには、まだまだ寒いのですが、あの国にはそんな「春の訪れ」兆しはあるのでしょうか。
今朝も2カ国をコネクトしてお送りします。
アメリカ、NY。 中村英雄さん
青森市と緯度が同じニューヨークのこの時期は、まだ氷点下すれすれでとても春の兆しはありません。ただ、春を待望する気持ちは皆強く、2月2日は、他の北米各都市と同様グラウンドホッグ・デーが開かれます。グラウンドホッグとはジリスの仲間のげっ歯類の動物ですが、この日に冬眠中の穴から出てきて、もし晴れていたら自分の影を見てまた穴へ戻る。この場合は、春の到来まであと6週間。曇っていたら影は出来ず、そしてそのまま地上にとどまれば、春の到来まであと2週間という予想になるそうです。科学的根拠はあまりなく古代ヨーロッパから伝わる迷信的習慣です。
実は全米各地に「予報士」としての名物グラウンドホッグがいますが、当地NYの場合は自由の女神像があるスタテンアイランドの動物園に住む「チャック」ことチャールズ・ホッグス君が、毎年市長参加のもと、役目を果たします。
実は今年もこちらの時間の昨日2月2日に儀式が行われて、「チャック」は、影を見ず「今年は春の訪れが早い」との予報を出しました。本当でしょうか?
ロシア、モスクワ。 長塚千年さん
モスクワは冬は氷点下20度〜30度になることがよくあり、道路が凍っているわけですが春が近くなり温度が上がると氷、雪がとけ道路がぐちゃぐちゃになります。その時にああもう春だなあと感じる人が多いです。また、正月を過ぎると日がどんどん長くなります。この感覚をロシア人は楽しみながら春を待ちます。
ロシアで春の訪れを告げるもの、と言えば、3月8日が国際婦人デーで祝日。
女性に感謝しお花等をプレゼントして祝う日です。
これが春が来たと感じる時です。