2011/2/4 大阪

大阪のJR大阪駅と阪急梅田駅を結ぶガード下。喧騒の中、足早に行き交う人々にまぎれて、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。やっぱり、暖かいめん類を食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

 

今朝は日本、大阪です

大阪の2大繁華街といわれる「キタ」と「ミナミ」。その「キタ」に位置するJR大阪駅周辺は、2つの私鉄の阪神と阪急、そして3つの地下鉄路線と共にターミナルとなっていて、乗り換えの乗降客で一日中にぎわっています。これらすべての駅はJR大阪駅の南側を中心とした、大規模な地下街でも結ばれています。現在は北側にある貨物駅周辺の広大な土地が再開発中。新しい商業施設が次々とオープンしています。

東京と大阪の「めん類文化」には大きな違いが……

乗り換えで通過する場所にあるのが立ち食いのスタンド。東京では「そば」ですが、大阪は「うどん」が基本。汁に使う醤油の種類も異なり、「きつね」と「たぬき」にも大きな違いがあります。大阪の「きつね」は、かけ、うどんに甘辛く煮た油揚げを乗せたもの。
立ち食いスタンドには、「天かす」と呼ばれる「揚げ玉」がカウンターに置いてあり、無料で入れられるので、東京でいう「たぬきうどん」というメニューはありません。味がついていない刻んだ油揚げをのせた「きざみうどん」もとくに安くて手軽なメニューとして人気があります。

朝食にもぴったりの「きざみうどん」

刻んだ青ネギと薄い油揚げだけの「具」でも、お腹は満たされ、ほっこりと暖まります。お好みで「揚げ玉」と「七味唐辛子」をふりかけて、味のバランスを整えてから、いただきましょう。薄口醤油がベースの「うどんだし」は、最後まで飲み干すのを忘れずに……

JR大阪駅の高架下にある「新梅田食道街」は、立ち食いの串カツスタンドや、手ごろな値段の居酒屋が軒を連ねますがこの時間から営業しているのは、やはりうどん屋さんでした。