2011/2/11 世界のスイーツ事情

いよいよ週明けはバレンタインデーですが、チョコレートに限らず最近のスイーツブームはとどまるところを知りません。
去年のベネッセ調べによる小学生女子のなりたい職業の1位は、ケーキ屋さん・パティシエなのだそうです。
あの国では「スイーツ」のブームやこだわりはあるのでしょうか。
今朝も2カ国をコネクトしてお送りします。

まずはお国柄として「スイーツは好きですか」という質問です。

イタリア ローマ。村本幸枝さん
「好きです」

フランス パリ。ドゥヴィアンヌ・園子さん
「好きです」

やはり老若男女なのでしょうか?

イタリア ローマ。村本幸枝さん

イタリア人は小さい子から年配まで甘いモノ好きです。
代表的な甘いモノはティラミス、パンナコッタ、クロスティーニ(ジャムのタルト)、ババ(ナポリのお菓子で焼き菓子をシロップに浸けて砂糖をまぶしたもの)、トルタ・デッラ・ノンナ(おばあちゃんのタルトの意)、トルタ・ディ・リモーネ(レモンタルト) など。
イタリアのお菓子(ドルチェ)はマンマがつくる家庭的なもの、シンプルなものという概念があります。

外で買うドルチェはあるでしょうか?

ジェラートも大好き。 これは家では作れないので、外で食べます。
イタリア人は並々ならぬこだわりをジェラートに持っていて、昔からのレシピを守る何代も続く老舗があり、オリジナルレシピで毎朝早くから保存料をいっさい使わずつくっている店もあり、「ジェラートを食べるならここで」と決めているイタリア人も多いようです。

男性もスイーツ好きなんですね?

フランス パリ。ドゥヴィアンヌ・園子さん

男性も大好きなスイーツ。男性の好きなケーキはチョコレート。
パリでもピエール・エルメのチョコレートケーキは男性に特に人気です。
一口チョコはコーヒーと一緒にポイと食べるので、崩れたりしないで持っていけるのでプレゼントには圧倒的人気です。
女性は"太るから"とケーキには手を出さない人が多いけれど、男性はエネルギーを消費するせいか、老いも若きも感心するくらいケーキが好き。

やっぱりブランドや高級志向なのでしょうか?

お母さんの作るケーキがやはり一番おいしいという男性も多いようです。
市販のは、本当に美味しいのは高いからかも……
私も、夫の好きなホームメードケーキのレシピを義理の母から伝授してもらいました。 シュガータルトと言って、シンプルで簡単にできるケーキですが、使うのが黒砂糖で、これが郷土の物なのです。