1. 子どもたちの近くに寄り添うこと。子どもの言うことに耳を傾け、子どもたちが疑問や心配に思うことに、簡単な言葉で、穏やかに、そして正直にこたえてあげてください。
子どもたちが、心に抱く不安や恐怖を言葉にすること、そして、それを誰かにちゃんと聞いてもらえることも重要なことです。
2. 子どもたちが安全に過ごせる、子どもに優しい空間を作ってください。おもちゃなどを用意し、子どもたちの相手をしてあげてください。子どもたちが集まって、遊ぶよう勇気づけてください。
余震など、今後予測のできない事態に直面した時や、過度のストレスを受け動揺した時に、信頼がおけて、知識があり、子どもの安全を確保できるおとなたちが必ずそばにいられる状態にしてください。
3. 小さな子どもたちにはお気に入りのおもちゃ(それがなければ代わりとなるおもちゃ)を与えてあげましょう。もし、おとなの皆さんが忙しい場合には、子どもたちにおもちゃを大切にして、話しかけたりするように伝えましょう。
4. どんな些細なことでも、「普段の習慣」を保つようにしましょう。食事、歯磨き、着替え、睡眠時間を普段どおりに保つことは、日常の生活に戻るための手助けとなり、子どもたちを安心させる手助けになります。
5. 子どもたちは、恐ろしい出来事を体験したり、目撃したりしているかもしれません。話を途中でやめさせたり、おとなが一方的に子どもたちの置かれている“状況”を判断したりしないようにしてください。子どもたちを安心させられるようなことなら、どんなことでも子どもたちの助けになります。何でも試してみてください。子どもたちの隣にいて静かな時間を過ごすことでも、助けになるかもしれません。
そして、日本ユニセフ協会は緊急支援を開始し、ユニセフも日本に対して半世紀ぶりの支援を表明しています。現在、日本ユニセフ協会では「東日本大震災緊急募金」を受け付けています。