2011/3/18

海外での日本人アスリートは?

スロベニアのプラニツァで行われているノルディックスキーのワールドカップ・ジャンプはきのう個人の予選が行われ、伊東大貴選手がK点越えの200メートルを飛び、4位で予選通過です。またマイアミ郊外で行われている、男子プロゴルフツアーのトランジションズ選手権の初日で石川遼選手がパーでホールアウト。順位は68位タイです。

大阪マラソンの応募状況がまとまりました

今年10月30日に初めて開催される「大阪マラソン」は定員計3万人に対し申込総数は17万1,744人でした。その内訳は一般と車いすランナーらが参加するフルマラソンでは、定員2万8千人に対して、個人エントリーと7人までのグループで応募するグループエントリーをあわせて15万4,822人、8.8kmのチャレンジランは定員2,000人に1万6,922人が応募。参加するには東京マラソンに匹敵する狭き門となりました。

23日から開催予定の「春のセンバツ高校野球」

第83回選抜高校野球大会の開催について最終判断する臨時運営委員会は、大阪市内で今日行われます。15日の火曜日には開催を前提に、組み合わせ抽選会を実施。被災地の東北高は、1回戦最後の大会第6日に組み込まれ、各地から甲子園に向けて既に出発したチームもあります。春休みのこの時期、いろんな種目の高校選抜競技が中止になっていて、主催者内でも意見が分かれていると新聞各紙は報じています。

プロ野球開幕、セリーグは予定通り3月25日、パリーグは4月12日に延期

プロ野球のセ・パ両リーグと加藤良三コミッショナーはきのう、日本野球機構で会見を行いました。被災地仙台がホームグラウンドの楽天があるパリーグが延期になったため、選手会などがセリーグも延期を主張。しかしそれを押し切った事態に対して「世論の賛否両論は十分理解している。国難の時こそ真剣勝負を見せるのが責務。野球を通して日本に、世界に元気を与えるのが使命だ」とコメントしています。

入場料や放映権料、そしてダブルヘッダーをしなければ消化できないという観点からは、開幕を延期して日程を大幅に変更するのはマイナスです。全試合をチャリティにすると発表したものの、その内容は判然としません。また節電が求められる中でのナイター開催に、一般の理解が得られるのか。身内である選手会からも強引な決定だ、という批判が出ています。

例えばバスケットボール男子のbjリーグは、被害を受けた仙台、計画停電の範囲に入っている埼玉、東京の3つのチームがそれぞれ10試合以上残したままで、今シーズンの活動中止を発表しました。

一方競馬は今月首都圏の中山競馬場のレースを中止して阪神競馬場と小倉競馬場で開催。出走馬の関係者が義援金を拠出し上、売り上げの一部を寄付する被災地支援競馬を行うなど、スポーツ界の対応はさまざまです。

デーゲームでの開催、関西地区に試合を集約するなど、柔軟な対応もあったかと思いますが、何よりも選手と球団、そして野球界全体が一丸となる事が必要ではないでしょうか。