2011/3/25 モロッコ サハラ砂漠

北アフリカのモロッコ。 サハラ砂漠にラクダで揺られて到着。
見渡す限り砂の大地の中で、彼女は大きく背伸び。

そして心に決めました。青空の下で朝ごはんを食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝は、モロッコのサハラ砂漠です

日本からは直行便がないモロッコはヨーロッパを経由してカサブランカに入るのが一般的。フランスとイスラムの文化が織りなす独特の雰囲気が魅力的です。しかし何といっても、世界中の旅行者を魅了するのはサハラ砂漠。大砂漠を見るために、さまざまなツアーが組まれています。

砂漠の真ん中のテントで夜明けを体験してみましょう

市街地から渓谷、山岳地帯、砂丘、要塞の村、オアシスなどを通って砂漠に向かう車での大移動の果てに、サハラ砂漠の玄関の街メルズーガに到着。 そこから更にラクダで揺られておよそ2時間で、砂漠の真ん中のキャンプに到着。テントの中で一夜を過ごします。月と星の明かりだけの夜から、白みはじめた東の空を臨む夜明け前。黒々とした砂漠の大地が、朝日によって徐々に黄金色に染まる、その不思議なグラデーションの美しさに言葉を失ってしまいます。

そして朝ごはんは青空の下で

ラクダをひいて世話をするのはトゥワレグ族のツアーガイド。青いターバンと青い民族衣装をまとうサハラ砂漠を知り尽くした遊牧民です。簡易テーブルの上に平べったいパンとジャム、そしてオレンジジュースなどの簡単な食事が用意されます。昼間は40度を超える真夏でも、朝は意外と涼しいため、乾燥した空気で渇いたのどを潤す温かい飲み物も貴重です。緑茶に砂糖とミントを入れた「アッツァイ」と共にいただきましょう。

ある種ミントティーのような「アッツァイ」ですが、入れ方には作法があって、一家の主がおもてなしのためにサービスするのがモロッコ流。
まるで日本の茶道のような、奥深い世界だそうです。