女子ゴルフの今シーズン・メジャー初戦、クラフト・ナビスコ選手権がカリフォルニア州のミッションヒルズCCで開幕です。宮里美香選手が5アンダーでホールアウトし3位タイ。1打差の4アンダー5位タイで有村智恵選手がおいかけます。上田桃子選手が10位タイ、宮里藍選手と大山志保選手は、1アンダーで19位タイです。
東邦銀行は、陸上部を今日創設すると発表しました。実はその開始やスケジュールについては震災前から決まっていて、もともと2011年3月15日に発表する予定だったということです。女子400メートルで北京オリンピック代表となった千葉麻美選手など、いずれも福島大陸上部出身の6人が所属。東邦銀行は「子ども向けの陸上教室を開くなどして、被災者を元気にしたい」と意気込んでいます。
パナソニックは、三洋電機を今日付で完全子会社化するのに伴い、「SANYO」のラグビー部とバドミントン部の名称を「パナソニック」に変更すると発表しました。去年日本選手権3連覇を達成し、昨シーズンのトップリーグ初優勝というラグビー部の愛称「ワイルドナイツ」はそのまま。 バドミントン部は15度の日本リーグ優勝を誇り、3月の全英オープンで日本勢として32年ぶりの決勝進出を果たした広瀬栄理子選手がいます。
1975年以来、4年に1度開催されるクリケットの世界一決定戦がクリケット・ワールドカップ。今年はインド、バングラデシュ、そしてスリランカの3カ国共催で行われ、準決勝までの日程をこなしました。
クリケットは半径70mほどのフィールドに1チーム11人でプレーする、野球に似たイギリス生まれの球技。日本ではあまりなじみがないものの、旧イギリス植民地を中心に世界100カ国以上で試合が行われています。長い時間の試合では、試合途中でも2時間に1回ティータイムが入るという、紅茶の国が発祥らしい優雅なスポーツです。
準決勝はインド対パキスタンで、過去の印パ戦争などの歴史からお互いに最大のライバルのカードとなりました。しかし今回は両国関係が険悪化した2008年11月のムンバイ同時テロ以降、パキスタンのギラニ首相が初めてインドを訪問。インドのシン首相と一緒にスタジアムで観戦。試合中に会場内で夕食を囲んでの非公式会談を持ち、関係改善を進めることで一致したと報じられています。言ってみれば、「クリケット外交」といったところでしょうか。両国では観戦のため、官公庁や企業の多くが午後から休業しました。
試合観戦に集中するインドでは試合中は市内の交通量が激減。試合に負けると、大量のテレビが破壊され、テレビの売り上げが上がるとまで言われるほど熱中するといわれているのですが、結果は勝ち。インドの首都ニューデリーでは、深夜まで花火が打ち上げられました。
決勝は4月2日、ムンバイでインド対スリランカが行われます。