東南アジアインドシナ半島の西側の国、ミャンマー。
最大の都市ヤンゴンの寺院の前で、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。スープたっぷりの麺を食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
今日は、ミャンマーの以前の首都ヤンゴンです
日本のおよそ1.8倍の国土に、5,000万人以上の人々が住むミャンマー。かつてはビルマと呼ばれ、1000年以上の歴史を持つ国です。
国内経済は厳しいものの、豊かな自然や、国中に点在する仏教遺跡など、見どころにこと欠きません。そして今がこの国ではちょうど新年の休暇シーズン。国をあげて1週間以上に及ぶ長い祝日が続きます。
新年のお祭りは「マハ・ティンジャン」
サンスクリット語を起源とする言葉では「ソンクラーン」とも呼ばれ、タイやカンボジアなどの隣国でも行われるお祭りです。もちろん宗教的な儀式もありますが、何といっても有名なのは3日間にわたり街中で無差別に水をかけあう、というものです。こうした水掛け祭りには「次の耕作で充分な雨が降るように」という願いがこめられるそうですが、ヤンゴンのような都市では市民のストレス発散の場になっています。先月末から水かけ用のステージが街のあちこちに設置され、通りがかりの人やバイクそして車などに容赦なく水を浴びせます。
朝ごはんは国民食のモヒンガーです
モヒンガーとは、魚からだしをとったスープをベースに、ソーメンぐらいの細い米でできた麺、豆の粉末、バナナの茎やゆで卵を砕いたものが入った麺料理です。食堂で天ぷらなどのトッピングを決めて注文すると、あっという間に出てきます。パクチーと唐辛子をたっぷりとかけて、食べるのですが、お箸ではなく蓮華で食べるのがポイントです。
柔らかい麺を蓮華で一口サイズに刻んで、具やスープとともに熱いうちにいただきましょう。
中華料理とインド料理がクロスオーバーする。
それだけにアジア風のエスニックでも一味違うものが楽しめます。
スプーンかフォーク、レンゲで食べる。 もしくは指先でつまんで食べるというのが一般的で、お箸はまず使いません。