2011/4/15

大相撲の解雇処分力士が解雇無効と地位保全の仮処分申し立て

八百長に関与したとして11日の月曜日に引退勧告処分を受けたものの、昨日付で解雇処分になった元十両星風がきのう都内で記者会見しました。関与を否定して処分に従わなかったことでの解雇に対して、訴訟を起こすことを発表。同席した北村晴男弁護士は「調査は客観的な証拠を示した説明がなく、反論の機会も与えられなかった」としています。同じ処分を受けた元幕内蒼国来も法的対抗措置を検討中で「まげを切るつもりはない」とコメントです。

ボンズ薬物疑惑は灰色決着

サンフランシスコ連邦地裁の陪審はきのう、筋肉増強剤使用に関する証言について偽証罪、審理妨害罪に問われたバリー・ボンズ被告に対し、「あいまいな証言」による審理妨害を有罪としました。しかし焦点だった薬物の意図的使用を否定した偽証罪に関しては陪審員の意見が分かれて、評決が見送られました。

モーグルの上村愛子選手が復帰表明

女子モーグルで五輪4大会連続入賞を果たした上村愛子選手はきのう長野市内で記者会見し、来シーズンからの競技復帰をめざして練習を再開すると発表しました。昨年のバンクーバー五輪後は「引退する理由をずっと探していたけど、見つからなかった。ゼロからのスタートになるけれど、頑張りたい」。3年後のソチ五輪については「最終的にそこに自分がいるように頑張りたい」とコメントです。

ドラフトの目玉がプロ初登板に向け発進

震災の影響で遅まきながらセパ両リーグで開幕したプロ野球ですが、ドラフトの目玉がこぞってこの週末にデビューします。

巨人のドラフト1位で中央大学出身の澤村拓一投手が、今日の広島戦で、プロ初登板が予定されています。きのうはマツダスタジアムでの全体練習に参加し、キャッチボール、打撃練習、投内連係、短距離ダッシュなどで最終調整を行いました。
勝てばチームも開幕3連勝となるため「いい形でつないでもらったので、無駄にすることなく、勝つことだけ意識して臨みたい」とコメントです。原監督は開幕投手をも考えたという逸材、もし勝てば初登板初勝利となり球団としては51年ぶりの記録となります。

また西武のドラフト2位牧田和久投手も今日の対ソフトバンク戦でデビューです。アンダースローから繰り出される粘り強い投球で、対外試合21イニング無失点と安定した投球を見せて首脳陣の信頼を獲得。ドラフト1位の早稲田大学出身の大石投手よりも先にデビューです。

そして何といっても日本ハムのドラフト1位で、野球ファン以外からも熱い視線を浴びている早稲田大学出身の斎藤佑樹投手。オープン戦ではプロの洗礼を受け、「最低でも5回は投げたい」と17日日曜日に予定されている登板に向けて調整をしています。
相手は同じ88年生まれの大嶺祐太投手で、同級生対決を制して、デビュー戦初勝利をめざします。