英国のウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんのロイヤル・ウェディングまであと1週間。
雑誌では英国王室の特集が目白押しです。さっそくチェックしてみましょう。
『婦人画報』5月号「英国王室“暮らしの流儀”」衣食住を中心に紹介。
女王エリザベス2世の装いを、フォーマル、セミフォーマル、カジュアルの3パターン紹介。特にセミフォーマルでは、全身を品のあるピンク色で包んでいますが、これは警備上、
すぐに見分けられることが重要だから。カジュアルな装いの場合、ステンカラーコートの色は濃いベージュで地味ですが、鮮やかなエルメスのスカーフで顔から頭を覆っています。これは目立ちます。雨天の場合は鮮やかな色で縁取られた透明なビニール傘を使うんだとか。気になるのは食。イギリスにはサンデー・ローストといって、日曜日にビーフやポーク、ラム、チキンなどのロースト肉を食べる習慣があり、王室の女性方もお肉料理に目がないようです。誌面ではチャールズ皇太子のカミラ夫人とケイトさんのおふたりで食べに行かれた「コフマンズ」の英国風豚足を紹介。中に鶏、茸、鹿の内蔵などを詰めて、3時間煮込んだものだそう。これはたまりません!
『MEN’S Precious』2011 Springは「チャールズ皇太子の“王室御用達スタイル”を解き明かす」
実は皇太子はファッションについての取材を一切受けないため、その実態は謎。
店で買い物をすることはなく、ブランドの担当者がクラレンス・ハウス宮殿に皇太子を訪ねていくそう。そのため情報は側近や関係者、御用達業者から仕入れるのだとか。例えば、ストライプのタイは「ターンブル&アッサー」。皇太子は訪問先の部隊や団体、カレッジのシンボルカラーに合わせて、ストライプの色を選ぶそう。
20年もののダブルブレストスーツをお召しになられたり、40年もののレザーシューズを履かれているなど、モノを大切にする英国の伝統を体現。見習いたいものです。
ファッションに限らず、さまざまな愛用品を紹介しているのが『和樂』5月号
「王室御用達、美の名品ヒストリー」英国王室は、愛用しているものを王室御用達ロイヤル・ワラントとして、公開しています。特集トップで紹介されている、ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの婚約指輪もそのひとつ。故ダイアナ妃が婚約指輪として受け取ったもので、王室御用達宝飾店ガラード社のもの。ブルー・サファイアをダイヤモンドが囲んでいますが、このサファイア、アーモンド一粒くらいはあるでしょうか。本当に大きい。
また英国王室が認定するシャンパーニュは「ローラン・ペリエ」「ルイ・ロデレール」「ボランジェ」の3メゾン。今度のロイヤル・ウェディングでふるまわれるのはいずれのシャンパーニュでしょうか? 気になります。