第60回記念黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会最終日はきのう、大阪府立体育会館で男女の決勝が行われました。男子は東レ・アローズがプレミアリーグ・チャンピオンの堺ブレイザーズに3-0で勝ち、5年ぶり6回目の優勝。女子はJTマーヴェラスがNECレッドロケッツに3-1で勝ち初優勝。プレミアリーグに続いて2冠を達成しました。
明日行われるプロボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチの調印式と記者会見がきのう、大阪市内で行われました。初防衛に挑む王者の亀田興毅選手が挑戦者であるニカラグアのダニエル・ディアス選手を威圧し、2006年8月のWBAライトフライ級王座決定戦の調印式以来の“メンチ切り”のパフォーマンスです。ちなみに今回は東日本大震災復興支援の興行で、両者のグローブには「届け!大阪の力」とのメッセージが入ります。
東日本大震災で大きな被害を受けた釜石市を本拠地とする社会人ラグビー・チームの釜石シーウェイブスRFC。支援組織「スクラム釜石」が発足しました。チームの前身、新日鉄釜石のOBらが文字通りスクラムを組み、サポーター会員の拡大を図り、チームの支援を通じて被災地の復興を後押しするのが目的です。チームは今回の震災で運営資金不足が見込まれるため、1万人のサポーター会員登録を目標に掲げています。首都圏の試合会場などでも活動を展開し、ラグビー教室などラグビー普及活動にも協力します。
この「スクラム釜石」設立記者会見は東京丸の内で開かれ、元日本代表でスタンドオフとして活躍した松尾雄治さんがキャプテンに、プロップとしてチームを支えた石山次郎さんが代表に就任しました。
チームは3日から昨日まで、釜石市内のグラウンドでミニ合宿に入り、本格始動しました。大きな被害を受けた釜石市ですが、チームには犠牲者こそいないものの、自宅を失ったり、職場が被災した選手がいます。
「日本選手権7連覇を達成できたのは、皆さんの心からの応援があったから。今後もチームと街の人が良い関係を保っていけるよう支援する」と松尾雄治キャプテンがコメントし、石山代表は「チームが勝てば釜石が活気づき、それが岩手や東北全体の元気につながるだろう。側面から継続して支援していく」と意気込みを語りました。
チームとしてのスタートはIBC杯ラグビー招待試合の関東学院大学との試合で、盛岡南公園球技場にて2011年5月15日(日)午後1時キックオフです。