日本の国内旅行にはいろいろとありますが、お値段も手ごろで、人気のひとつにバスツアーもありますよね。
果たして長距離移動のバス、そしてバスツアー事情は世界ではどうなのでしょうか?
今朝も2カ国をコネクトしてお送りします。
アメリカ、NY。ジェフ・マーレーさん
「あることはあります」
ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ。肥田テツヤさん
「日本とは違いますが存在します」
アメリカ、NY。ジェフ・マーレーさん
アメリカ人の旅は一般的にバス移動ではない。大陸横断にバスを使うことはほぼないが、春休みの時期に、学生たちが乗り合いバスを使ってNYから24時間〜48時間かけてフロリダに行くことはあります。
TREK America, Green Tortoiseというツアー会社は、1週間から1か月の期間のバスツアーがあり、料金は2,000ドルから4,000ドル。
こうしたバスツアーを利用するのは多くが18歳〜35歳の外国から来た学生っぽいバックパッカーの人たち。
実はイギリス人が結構多い!
なぜバスを利用するのかと言うと、時間はかかっても、道中で色々なトコロに寄れるから。
NYやLAなど大都市と違って人は温かいし、暮らしもゆっくりしている、本当のアメリカに触れるのが目的のようです。
ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ。肥田テツヤさん
鉄道を敷くより道路を使うほうが簡単だから、バスの移動はもともと多いです。
日本のように車内でカラオケやゲームをしたりして移動中も楽しむという感覚はなく、一つの交通手段として長距離バスがあります。
国土が日本の23倍あるブラジルでは、例えばリオ・デ・ジャネイロからアマゾンの大都市ベレンまでバスで52時間かかります。
それでも飛行機より安いので(半額程度で済む)、一般庶民は長距離バスを利用します。
ブラジルの長距離バスは5種類ほどのカテゴリーがあり、いちばん高い「レイト」では水平のリラックスシートで飲食付きです。
バスツアーはほとんど市内観光バスで、日本のようなピクニック感覚の長距離のバスツアーはありません。
ただ、カトリックの聖地巡礼ツアー、サッカー観戦ツアーというのがあります。
例えばカトリックの聖地巡礼ツアーでは、年に数回ある聖人の日に多くの信者が集まります。
それからサンパウロの日系社会には、ちょっと変わったバスツアー、1泊2日の陶芸の里+お風呂ツアーというのがあって、いかにも日本的。