昔から人気のテレビ番組のジャンルのひとつ「時代劇」。
はたしてこの種のテレビ番組って海外ではどうなのでしょうか。
さて今日も2カ国をコネクトしてお送りします。
イタリア、ローマ。村本幸枝さん
「日本のような連続ドラマではありません」
インド、ムンバイ。ハリー・チェンさん
「たくさんあります」
イタリア、ローマ。村本幸枝さん
古代ローマ皇帝や、ギリシャ神話をテーマにした、再現ドラマタッチのドキュメンタリー番組を放映することは時々あります。
ドラマにするにはセットや衣装に費用がかかりすぎるのかもしれません。
「イタリア人は日本人ほど歴史に興味がない」という印象も受けます。
日常が遺跡に囲まれているからでしょうか(苦笑)。
クリスマスや復活祭などの、重要な宗教の祝日が近くなると、キリストの一生や、誰もが知る有名な聖人、聖書にまつわるエピソードを題材とした昔の映画を放映するのが一般的です。
時代劇と言えるかどうかはわかりませんが、ファシズム時代のイタリアを舞台とした、2夜連続ドラマのような企画は時々あります。
ただ、歴史上の人物がテーマではなく、その時代に生きた普通の人や家族をテーマにした恋愛ドラマやホームドラマなどのフィクションです。
イタリアは、自国制作では時代物は作らないけれど、ハリウッド制作のものを放送する」という感じです。
インド、ムンバイ。ハリー・チェンさん
ボリウッドは、世界でも多くの映画を排出する事で有名で「時代劇テレビ」もかなりたくさんあります。
その中でも、インドは歴史上色々な過去があり、それぞれの時代における時代劇番組があります。
例えば、イギリスからの独立前の古代のお話とか、イギリスの統治下の時代のお話などがあります。
多くのストーリーは王様を題材にしています。
時代劇は宗教と密接な関係があり、特に年配の方、主婦層の方に人気です。
有名なのは『Om Shanti Om』、これはもちろんフィクションで、インドで、"Reincarnation"、つまり「輪廻」と重ねての展開。
時代劇をアニメに仕立て、子供にも人気です。