「渋谷のハチ公前」というのは、今なお待ち合わせのメッカです。
携帯電話で連絡をとる時代になっても、人であふれる待ち合わせのランドマークが、東京にはいくつかありますが、あの国ではどうなのでしょうか? 今日も2カ国をコネクトしてお送りします。
ブラジル、リオデジャネイロ。肥田テツヤさん
「ありません」
中国、上海。阪本円さん
「あります」
ラジル、リオデジャネイロ。肥田テツヤさん
リオの待ち合わせ場所というのは、目印的な場所というより、ビーチやバーなど何かをしながら待てる場所が多いようです。
その為か、「何もしないで立ったまま人がくるのを待つ」という習慣は一般的にありません。
リオでは待ち合わせ時間ぴったりに人と出会うことはかなり稀。 カリオカは30分程度は遅刻と思っていません。
ビジネスでも多々遅刻はあります。 遊びの約束では、会えたらラッキーという場合もあります。
ちなみに、サンパウロは、きっちりしている印象です。
中国、上海。阪本円さん
待ち合わせ場所はその街のシンボリックな建物や地下鉄の何番出口で、または交差点が多いようです。
私の住んでいる徐匯区は、大きなデパートやショッピングビル、家電ショップなどが7〜8件集まっている賑やかな場所。 日本でいう渋谷のようなところでメトロシティーという大きな円形の派手な建物があり、その下で待ち合わせをしている人々をよく見かけます。
上海ではタクシーを利用することも多く、行き先を伝える際、正確な所在地ではなく、道と交差点の名前を言う。というのも、交差点での待ち合わせが多い理由かもしれません。
意外にも上海の人たちは時間に正確。 時間を守ることは大切だと思っているようです。
上海はスピード、テンポの早い街ゆえでしょうか? せっかちな人が多いかも。
待ち合わせの際、時間に遅れそうな場合は、約束時間前にショートメッセージまたは電話で遅刻の連絡を必ずします。
5分から15分くらいは、だいたい普通に待っていてくれますが、それ以上遅刻し待たせると到着後に怒られます。
「あなた何やってるんですか!」
「ごめんごめんごめん」(ちょっと申し訳なさそうな顔しながら言います)
「今度は気をつけてくださいねっ!」
「わかったわかった」
そんなやり取りが繰り広げられ、怒った方も気持ちがすっきりすると、ケロっといつも通りに戻ります。
とにかく中国人は、相手への不満も溜め込まずその場で思ったことをすぐに言いますね。