2011/5/27

全仏オープン・シングルス、男女日本人選手が全員敗退

テニス全仏オープン大会5日め。女子シングルス2回戦で森田あゆみ選手が世界ランク22位のヤニナ・ウイックマイヤーと対戦しまたが、4-6、5-7のストレートで敗れました。40歳のクルム伊達公子選手は、世界ランク1位のウォズニアッキに初戦敗退。男子シングルスで2回戦に進んだ錦織圭選手もセルゲイ・スタコウスキーに競り負けています。とはいえダブルスでは錦織圭選手もクルム伊達公子選手も初戦を制して2回戦進出です。

メジャーリーグで内野手が、人生初登板で勝利投手の珍事

2008年、東京ヤクルトスワローズに「ウィルソン」の登録名で在籍した現フィラデルフィア・フィリーズの内野手、ウィルソン・バルデス選手。きのうの対シンシナティ・レッズ戦で延長19回まで試合がもつれ、投手を使い果たしたフィリーズがバルデスを投手として起用。一人にデッドボールを与えたものの19回表を無安打無失点に抑えました。その回の裏にラウル・イバニェスの犠牲フライでチームはサヨナラ勝ち。6時間を超える試合で、抑えの切り札のような投球を見せたバルデスは勝利投手となりました。

日本では外野手がアウトカウントを間違える珍事

プロ野球交流戦の阪神対ロッテ。阪神が1-3とリードされた8回1アウトランナー2塁に、ロッテ清田選手のライトフライを捕った、阪神のマートン選手が、3アウトになったと勘違い、ファンサービスでボールをそのまま一塁アルプス席へ投げ入れてしまいました。もともと走者はタッチアップで三塁に進み、マートンの致命的ミスが重なったため楽々ホームイン。マートンは「言い訳も何もできない」と右手で頭を抱え、チームは敗れセリーグの最下位に沈みました。両チームでプレーをしたことがある往年の名投手小山正明さんは、テレビ中継解説でひたすら激怒。

イタリアの自転車レース、ジロ・デ・イタリアが今週末にフィニッシュ

今年はイタリア統一150年ということもあり、華々しく開催されている初夏のイタリアの風物詩ジロ・デ・イタリア。5月7日に統一国家最初の首都トリノをスタートし、ほぼ3週間で全21ステージ3524.5kmを走ります。きのうはその第17ステージが行われて、いよいよゴールが見えてきました。

「チーマ・コッピ」「パンターニの山」など、かつての山岳コースを制したチャンピオンがその名を残すように、このレースの特徴は険しい山です。特にイタリア北部の 2000m級の峠の連続となるドロミテはハードです。そして今年は例年以上に、恐ろしい峠が選手たちを待ち受けています。昨年のアルタ・モンターニャ(高い山岳ステージ)は6つでしたが、今年は9つとほぼすべてのステージの半分近くです。そしてそのうちの8つが頂上フィニッシュという「駆け上がりレース」、それ以外の1つは山岳タイムトライアルという厳しさです。

総合チャンピオンは、「マリア・ローザ」と呼ばれるピンク色のジャージを着用します。主催者のガゼッタ・デッロ・スポルト紙にちなんだこのシンボルカラーから「ばら色のレース」とも呼ばれています。

今朝現在のマリア・ローザ(総合成績1位)はスペインのアルベルト・コンタドールですが、ラジオ・シャックのチームに所属する日本人の別府史之選手。初日は8位と見せ場を作ったものの、現在は総合74位です。新城幸也選手は所属するチームのヨーロッパカーがフランス国内レースを優先するため参加しませんでした。

最終日は現地時間の日曜日で、華やかなグランドフィナーレのフィニッシュラインは、ミラノのドゥオーモ前広場です。