いよいよ6月。 結婚式に出席する回数が増える月かも知れません。
そして意中の人がいる、いないに関わらず、未婚の方は、きっかけが欲しいところでしょうか。そもそも「縁結び」っていう概念はあるのでしょうか。今日も2カ国をコネクトしてお送りします。
イタリア、ローマ。村本幸枝さん
「ローマ(Roma)は逆さまから読むとAmor(愛)と読むくらいですから」
韓国、ソウル。南美華さん
「あまりないです」
イタリア、ローマ。村本幸枝さん
世界的に有名なのはイタリア中部ウンブリア州のテルニという町にある「セント・ヴァレンタイン教会」。
永遠の愛を誓うカップルが訪れたり、恋愛祈願の手紙が世界中から届きます。
祈願後に恋愛が成就したら、カップルで教会を訪れ礼拝堂にろうそくを灯し、お礼のお祈りを捧げるそうです。
ロミオとジュリエットの舞台になったヴェローナにあるジュリエットの家も縁結びスポットです。以前、行ったときは、庭に入る途中の壁には恋愛祈願や愛のメッセージで埋め尽くされていました。
またイタリア全土で一時社会現象にまで発展したのが、イタリアの恋愛小説(Federico Moccia)が発端ではじまった南京錠のおまじない。
南京錠に自分の名前の横に片思いの相手や恋人の名前を書いてパワースポットに残すと、永遠の愛が得られるというもの。
ローマのミルヴィオ橋は一時、橋の円柱が南京錠の重みで傾いてしまい、ローマ市と文化庁が乗り出して南京錠用の柱を設置したほど。
わざわざお役所が乗りだして柱を設置という事実も、その柱をイタリア人彫刻家がデザインしたというのもイタリアらしいと思います。
韓国、ソウル。南美華さん
日本ではやっているパワースポットの様な所で祈願するということはありません。
宗教的にもクリスチャンが多いという所から、基本的には教会で祈りを捧げたり懺悔をするクリスチャンが多いです。
縁結びという感じでまだ見ぬ人とのご縁を他力本願という感じよりも、決まった相手との相性=四柱(サジュ)=生年月日で統計学的に相性をみるという事は、宗教関係なく専門家にみてもらう方は多い様です。
縁結びは、基本的にはお見合いおばさん、その類いのプロのアジュマ(おばさんの力)が、かなり強い様です。