6月ということで今週末にも結婚式に出席する方はいらっしやいますか。
ホテルや結婚式場というよりも、最近はレストランウェディングをはじめオリジナリティあふれる結婚式も多いようです。
さてそんなセレモニーについて、あの国ではこだわりはあるのでしょうか。
今日も2カ国をコネクトしてお送りします。
フランス、パリ。下田あゆみさん
「まちまちですが、日本ほどではないようです」
インド、ムンバイ。ハリー・チェンさん
「豪華で派手! こだわりがあるようです」
フランスは事実婚が多いです。一緒に生活をする男女、同性同士とも。
コンキュビナージュ(内縁関係)のまま何年も一緒に暮らす人もいます。
結婚とは違いますが、1999年に作られたPACS パックス(連帯市民協約)を結ぶ人が増えています。PACSとは性別に関係なく、成年に達した二人の個人の間で、安定した持続的共同生活を営むために交わされる契約のこと。
例えば、税制上の優遇や社会保障など、民事上に結婚した場合と同じような待遇をうけられます。国立統計経済研究所の調べによると2010年1月にはこの制度は100万組を突破したそうです。
結婚準備も面倒くさいですが、もし離婚となるともっと手間がかかる。
お互いが納得していても必ず弁護士をたて、裁判を行わなくてはいけないなど、時間も気力も使うからではと考えられています。
それでも結婚式をする方は役所で民事上の結婚をあげます。
役所には参列者もいけます。これだけで終わる人もいますが、民事上の結婚をした後で、教会で挙式する人もいます。
日本で言うところの披露宴は、結婚式場などないので式後にレストランで会食、ホテルのバンケットルームを借りてパーティをする人や、自宅で簡単にお祝いする人など、予算や状況にあわせて様々です。
インド、ムンバイ。ハリー・チェンさん
インドでは大半の結婚はお見合いで決めます。
最近では「ラブ marriage」つまり恋愛結婚が都市部では流行しているようですが、圧倒的に親がお相手を決めるのが主流です。
つまり家同士の結婚ということで、結婚式は最低でも100人、リッチな財閥の資産家、政治家、実業家などは、数千人、多くて一万人も!
僕もよく呼ばれるが、長くて一週間続きます。
最近ではビーチリゾートで5つ星ホテルの全400室をすべて貸し切り、夜な夜なパーティーが続いた結婚式に行きました。
またムンバイの競馬場を貸し切り、食事はインド料理、イタリア料理、中華、和食、移動式の回転寿司カウンターがおかれ、数千人が披露宴を楽しみます。
数千万円、数十億円が結婚式に投資されているはずです。