さていよいよ読書の秋ですね。
日本では明るく快適な図書館も増えて、利用する人も多いようです。さてあの国ではどうでしょうか。 今日も2カ国をコネクト。
ブラジル、サンパウロ。吉川真由美さん
「本の値段が高いので、図書館で本を借りる人は多いです」
韓国、ソウル。南美華さん
「かなり盛んです」
ブラジル、サンパウロ。吉川真由美さん
Mario de Andrade市立図書館なんですが、今年で創立55周年を迎えて演劇、コンサート、作家による講演会を行なっています。 その一環で、日本文学についての講演会も、先週土曜日(9月24日)に行なわれ、「一寸法師」と「大工と鬼六」の紙芝居がポルトガル語で行なわれました。テーマのある図書館もあります。
例えば、童話が専門のHans Andersen図書館は、童話しか扱っていません。
そこでは、子供向けの劇などを行なっています。
図書館で本を借りるためには、身分証明書と住所が確認できる書類が必要ですが、貧しい人で、番地も番号もついていないところに住んでいる人は、本が借りられません。その人たちのためを考えて、あるホームレスの「おじいさん」が、自分が集めた本を貸し出ししようと思い、自転車の後ろに箱を作り、そこに200冊ぐらいの本を入れて、貸し出しをしたりしていましたが、つい最近、その自転車が盗まれたというニュースが入りました。
韓国、ソウル。南美華さん
今、全国で最も話題になっている図書館は国立中央図書館です。
瑞草区に位置して接近性が良いうえに規模も最大で、保有している本もかなりの量です。
ソウルには31の図書館があります。図書館では本を閲覧してみること、また借りることができて日本のサービスと同じことは全てできる感じです。
この頃新しく人気があるのは、デジタル図書館です。
コンピュータやモバイル、タブレットでも本を閲覧することができます。
まだ数は多くない様ですが、どんどん増えているようです。