京都、平安神宮で冷たい空気を感じて朝の散歩。
右近の橘、左近の桜をながめて、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。暖まる朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
祭りとしての歴史は、祇園祭や葵祭よりも新しいのですが、8つの時代を再現する行列はおよそ2,000人、数十頭の牛や馬で構成され、全長は2キロにも及ぶ壮大なスケールです。それぞれの時代に合わせて、京都の伝統工芸作家たちがよみがえらせた衣装や小道具は、息をのむほど美しく全国から、そして世界から見物客が訪れます。盆地のため冬はとても冷え込む京都。この時代祭が終わると本格的な秋の訪れとなり、紅葉が色づきはじめます。
それに、刻んだ油揚げを入れると「たぬきうどん」になります。東京で「たぬき」といえば揚げ玉が入った「うどん」か「そば」をいいますし、大阪や香川では「たぬきうどん」というメニュー自体が存在しません。京都周辺でしか食べられない「たぬきうどん」。
生姜と熱い「餡」のつゆが、身体を芯から温めてくれますが、湯気が上がっていなくても、とても熱くなっています。食べる前にしっかりと息を吹きかけないとヤケドします。
京都駅から徒歩圏内の「大弥食堂」などでは朝食営業もしていて、家庭で食べるような優しい味の「あんかけうどん」を楽しめます。