2011/11/18 トンガ

南太平洋、日付変更線近くに浮かぶ島々のトンガ。
青い水平線に昇る朝日を望んで。彼女は大きく背伸び。

そして心に決めました。たっぷりと朝ごはんを食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はトンガ王国です

750万平方kmあまりというひろい海域に、4つの群島と172の島々で構成された、南北に長い島国。最大の島は首都ヌクアロファがあるトンガタプ島です。17世紀にここをオランダ人が発見して以来、南太平洋の航路における重要な拠点として、多くのヨーロッパ人が行き来し、世界中に知られるようになりました。しかしもともと住んでいた人々がずっと統治してきた、というのが地元の誇りです。

海に囲まれているだけに海産物が豊富です

朝早く起きて、漁師さんは漁に出ます。マグロ、マス、太刀魚、鯛、タコ、そして海老などが獲れ、中でもロブスターは絶品、伝統的なごちそうです。 そして火山灰の土壌とたっぷりの雨で、トマトやカボチャなどかつてヨーロッパ人がもたらした野菜も栽培されています。パイナップルやバナナなどの果物類も豊富。鶏や豚を家畜として飼っているので自給自足可能です。

食事はとにかく、量はたっぷりです

体格がいいのがポリネシア民族の特徴。トンガでの主食はキャッサバ、タロ芋、さつま芋などの芋類で、それらを茹でてすりつぶしたものを食します。地面に穴を掘って火をたくウムという伝統的な調理法で、肉や魚、そして野菜を葉っぱに包んで蒸して食べるのが郷土料理。味付けは塩とココナッツミルクでシンプルです。しかしニュージーランドやオーストラリアが近いせいか、朝食においては欧米のスタイルも一般的になりました。山盛りのパンケーキに、すりつぶしたバナナをはさんでたっぷりのフルーツや、ジュースとともに、さあ、いただきましょう。

ラグビーが強いトンガ。
もともとの骨格のよさだけでなく、食べる量も多いのが、パワーとスタミナの秘訣でしょうか。