2011/11/25 世界の紅葉事情

東京でも朝晩めっきり冷え込むようになり、紅葉の季節です。
今年はもう紅葉狩りに行きましたか?それとも今週末ですか?そんな紅葉という概念。あの国ではどうなのでしょうか。
今日は南半球・北半球の2カ国とコネクト。

そもそも紅葉という概念はあるのでしょうか?

アルゼンチン、ブエノスアイレス。竹内朝夕さん

あります。

そして紅葉は有名な南のパタゴニアだけではなく、北にもあります。
南米はアンデス山脈がありますから。

北と南では紅葉の始まりに違いがありますが、南のパタゴニアは3月末〜4月。
美しいですよ!

いわゆる紅葉狩りっていうのはあるのでしょうか?

都会に住んでる人々は、紅葉を楽しむ心の余裕がなくなっているような気がします。
日本の7倍の面積を持つアルゼンチン。
そして都会のブエノスアイレスの人が紅葉を見に行くには、ちょっと遠い旅になってしまいます。

やはり国旗のデザインにもなっているカエデでしょうか?

カナダ、バンクーバー。窪田誠さん

カナダといえばメイプルリーフ、カエデの木が有名です。

自生しているカエデはカナダ東部のオンタリオ州ケベック州が有名ですが、バンクーバーも街路樹のカエデがとてもきれいです。
シーズン的には東部では10月上旬が例年見ごろで、今年もきれいな紅葉が見られました。
バンクーバー周辺ではそれ以外に白樺やハンノキ(ALDER)と呼ばれる木がイチョウのように黄葉(黄色く)します。これもまたきれいです。

紅葉狩りには行くのでしょうか?

カナダ東部では紅葉シーズンになるとアルゴンキン州立公園やケベックのローレンシャン高原などに紅葉を見に行く方が多くいます。
キャンプやハイキングといったアクティビティの延長で紅葉時期になると山に行く方が多いですね。
紅葉時期ハイキングコースの駐車場はたくさんの車が止まっています。
有名なハイキングコースでは地平線まで見渡す限り紅葉している、なんていうところもあります。
アルゴンキン州立公園は2,000以上の湖がありカヌートリップをするところも有名ですがカヌーを漕ぎながら水に映った紅葉を見るのがすごくきれい。
旅行代理店をしていますが、毎年1万人近いお客様がカナダの紅葉を見に日本からもお越しになります。
日本の紅葉は色合いなどがとても繊細だと思いますが、カナダの紅葉はそのスケールの大きさがものすごいのが特徴です。