オノ・ヨーコさんの展覧会が明日土曜日から、清澄白河にある『小山登美夫ギャラリー』で始まります。
ヨーコさんと言えば、きのう、日本武道館で『ジョン・レノン・スーパーライヴ』も開催されました。
また、今週、「被災地を訪問。小学生を励ました。」というヨーコさんです。
今回、小山登美夫ギャラリーで開催される展覧会『灯 あかり』では、震災を受けた日本に、灯をもたらすような作品が展示されます。
たとえば、『灯への道』と題した作品。
これは、「訪れた方が、巨大な迷路の中を歩き、暗闇を抜けた先に光を見つける」という作品。
そして、東日本大震災で倒壊した家の部材、家具を再建への願いを込めて組み立てた作品。
今年、現代美術の分野で人類の平和に貢献した作家に与えられる『第8回 ヒロシマ賞』を受賞したヨーコさん。その想いを感じてください。
「オノ・ヨーコ展『灯 あかり』」は、明日12月10日から来年1月28日まで、清澄白河の『小山登美夫ギャラリー』での開催。入場は無料です。
そして、もうひとつ。
スペイン、バルセロナから高速にのっておよそ2時間のところにあるのが、エル・ブリ。
今年7月にクローズ。2年後に「料理研究財団として生まれ変わる」ということなんですが……そのエル・ブリに迫るドキュメンタリーです。
営業していた当時、45席のレストランに寄せられた予約希望の問い合わせは、実に、年間200万件。
そんなエル・ブリのキッチンにカメラが入っていきます。そして、料理界のピカソ、革命児と言われるシェフのフェラン・アドリアとスタッフが、新しいメニューの開発、調理、そしてお披露目にいたるまでのドラマを追っていきます。
たとえば、調理用の窒素ガスを使ってあらゆる食材を泡状にする調理法『エスプーマ』を考案したり、食材をミキサーにかけたあと、丸め、食材の球体化を試みたり……料理ができあがる場面を、臨場感たっぷりに味わえるのがこの映画なんですが……
シェフのフェラン・アドリア氏の言葉。
「求めるのは意外性と感動。新しい食感だ」
ほとばしる創造力……ぜひ、スクリーンでご覧になり、刺激を味わってください!
映画『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン』は明日から、シネスイッチ銀座で公開されます。