2011/12/9

COP17

南アフリカ、ダーバンで開催中、国連の気候変動についての国際会議COP17。
現地時間の9日に最終日を迎えますが、議長国の南アフリカからは、「先進国だけに温室効果ガスの削減を義務づけた京都議定書を継続させ、そのあとで、新しい枠組みを設ける」という合意案が提示される見込みとなっています。日本は、アメリカや中国、そのほか途上国が参加していない「京都議定書」の延長には否定的な態度をとっていますが、はたしてどんな結果となるのか?

化石燃料からココナッツオイルへ?

南太平洋に浮かぶ三つの小さなニュージーランド領の島、トケラウ。全島合わせた人口はおよそ1,500人。
現在、生活を支えるエネルギーは、ニュージーランドから運んでくる灯油や天然ガスなどの化石燃料。これを、来年半ばまでに、「ほぼ全てを太陽電池で。足りない分はココナッツオイルでまかなうように変えて行く」ということ。

紙でできたワインボトル

今年は、環境に負荷の少ない方法で栽培されたビオワインが大人気となりましたが、ボトルも環境に優しく!
イギリスでは土に分解される、紙でできたワインボトルの開発が行われました。

『GreenBottle』という名前のボトル……外側は頑丈な紙。内側は取り外しができるリサイクルのビニールでできています。
飲み終わると、外側をコンポスト。数週間で土に還ります。
ガラス瓶はリサイクルができますが、それには多くのエネルギーを必要とします。また、輸送についても、ガラスは重く、エネルギー消費量が多いんですね。新しいボトルであれば、輸送エネルギーが10分の1で大丈夫なんだそうです。
このワインボトル、現在、実際の商品化へ向け交渉中。

明後日、2011年12月11日(日)。吉祥寺の井の頭公園で、『アースデイ・マーケット』が開催されます。
オーガニックなお店の数々が出展。クリスマス・ツリーの販売や、クリスマス・リース作りのワークショップもあるそうです。
あさって、午前10時から午後4時までの開催です。