今日は様々な出来事があった2011年を振り返り、「Light In Your Heart」と題して、あなたの心に光を灯した、「出会い」「言葉」をご紹介していきます。
日本以外でも、タフな出来事があったあの国ではどうでしょうか?
今日も2カ国をコネクト。
ニュージーランド、クライストチャーチ。晝間尚子さん
あります。「クライストチャーチの中心部にある大聖堂から出ている光線。Light of Hope」です。
トルコ、イスタンブール。加瀬由美子さん
あります。「すべての灯りをワンに」です。
ニュージーランド、クライストチャーチ。晝間尚子さん
クライストチャーチは市の中心部の中央に位置する大聖堂を中心に、専門学校やオフィス、カフェ・レストランなどが集中していたのですが、地震から約10か月たった今でも、危険な建物の取り壊しが終わっていないために市の中心部は広く封鎖されたままです。
中心地に、まだ取り壊しの始まらない高層ビルも残ったままです。
取り壊しが進んでいくにつれ、広く空き地になったところも多くあります。レストランやカフェなどは、中心地以外のエリアに移動して再開している所もありますが、まだ再開できないお店も多いです。
電気や上下水道などのインフラは復旧し、今週になってようやく塩素の入っていない、地震前の美味しい水が戻ってきました。
中心地の復興プランについて
5月にクライストチャーチ中心部をどう復興させるのか、住民からアイデアを募るイベントを市が開催。住民がポストイットに意見を書いて壁に貼りつけていき、集まった意見が全部データベースに入れられ、その後市民の意見を多く取り入れたクライストチャーチ中心部の復興プランを作成。完全に復興するには20年かかるそうです。
住民の意見を多くとりいれて、クライストチャーチの愛称ガーデンシティーの名の通り緑豊かな安全な都市になっていくのが楽しみです。
国の土地買い取りについて
液状化のひどかった地域は国が土地と家を買い取ることになりました。
コンテナで出来たショッピングモール
11月初めに、中心地の中でも取り壊しが終わり大丈夫と判断された場所に、コンテナで出来たカラフルでお洒落なショッピングモールがオープン。
トルコ、イスタンブール。加瀬由美子さん
2月エジプトのムバラク退陣を求める反政府デモ、10月のリビアのカダフィ大佐の死去、シリアで現在も続く反体制派デモと揺れた中東諸国のなか、トルコは中立の立場を終始とっていて、政権は安定しています。
地震が起きたワン県の人口およそ28万人のうち今も半分近くが県外に避難中。マグニチュード4ほどの余震がたびたびあるため、住民は戻れないし、雪も積もっているので壊れかけた建物などの復旧作業も進めることができない状況です。
寒さの厳しいエリアなので、これから人々の生活が心配です。