来年3月ニースで開催の世界選手権の代表選考会となるフィギュア・スケートの全日本選手権は今日、大阪なみはやドームで開幕します。きのうは会場で練習があり、9日に母親が死去するという不幸があり、グランプリファイナルを急遽欠場した浅田真央選手が参加。着氷が乱れたもののトリプルアクセルを決め、まずまずの仕上がりでした。「ミスなく、自分のすべてを出し切りたい」と気丈にコメントです。
レスリング全日本選手権は、きのう代々木第2体育館で2日目をむかえ、引退を撤回し7年ぶりに復帰した元世界女王、山本美憂(みゆう)選手が48キロ級の2回戦で高校生の登坂(とうさか)絵莉(えり)選手に敗れました。さすがに全盛期の切れは見られず、いいところなく敗れました。それでも試合後は「もうちょっと続けたい。まだまだできる」と現役続行宣言。優勝はその対戦相手の登坂選手を破った小原日登美(おばらひとみ)選手でロンドン五輪の切符を手に入れました。
現在、ドーピング検査が行われていない大相撲。しかし力士が体重を増やすことを目的に、糖尿病の治療で使うインスリンを注射していた問題を受けて日本相撲協会は、すべての親方と力士、合わせて800人を国技館に集めて講習会を開き、薬物を使わないドーピングの防止を指導しました。
ファン投票で出走馬が選出される競馬のオールスターゲーム、有馬記念。今年は第56回で、ファン投票1位は今回で引退する、グレード1レース6勝まれに見る女傑ブエナビスタ。ファン投票2位はディープインパクト以来で6年ぶり史上7頭目のクラシック競走3冠馬オルフェーヴルとなりました。
オルフェーヴルは年上の世代と対戦するのがはじめてですが、過去には圧倒的な強さの三冠馬が、3歳の時に有馬記念に出走した場合でも着実に強豪と互角の勝負をくりひろげています。
強豪にはブエナビスタの他にも今年3月の震災直後に世界最高賞金額のドバイワールドカップを手に入れたヴィクトワールピサ、春の天皇賞馬ヒルノダムール、秋の天皇賞をレコードタイムで優勝したトーセンジョーダン、宝塚記念を勝ったアーネストリーなど、今年のビッグレースを賑わせた馬が勢ぞろい。近年まれに見る豪華メンバーで、一年の競馬をしめくくるお祭りにふさわしいレースとなりそうです。
有馬記念は千葉県の中山競馬場で行われ25日の午後3時25分発走です。