フィリピンのリゾートとして名高いセブ島。
ビーチに朝から照りつける太陽の下で、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました、朝からパワーをつけよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
太平洋に浮かぶ、7,000以上の島々からなる国、フィリピン。
イスラム教や仏教の多いアジアの中にあってめずらしいカトリック系のクリスチャンの国です。これは1521年にキリスト教布教のために訪れた、ポルトガル人の冒険家マゼランが、ヨーロッパ人として初めてセブ島に上陸。その後スペインの船団がやってきて、フィリピン全土を開拓。1898年にスペインがアメリカとの米西戦争(べいせいせんそう)で敗れたことでアメリカの統治下に入ります。ですからアジアの文化だけでなくヨーロッパやアメリカの影響が今も色濃く残っています。
フィリピンの朝ごはんはボリューム満点。地元の方々に聞くと、暑い夏は特にたっぷり食べないと“身体がもたないから”だといいます。細長いお米のインディカ米を使い、ソーセージとにんにくで一緒にいためたチャーハンを大盛りで…。そのうえ目玉焼きなどの卵料理やパンと一緒に食します。朝食のセットメニュー「ロングシログ」はとてもポピュラー。今が旬のフルーツ、マンゴーと一緒にさあどうぞ。
2月から4月頃のフィリピンは一年でも雨が少ない乾期で、暑いシーズン。リゾートも賑わっています。