タイ・パタヤのサイアムCCで昨日開幕した、アメリカ女子ゴルフツアーの今シーズン第2戦ホンダLPGA。おととしの優勝者で今季初戦の宮里藍選手が5バーディー、ノーボギーの67で、2位のカーリー・ウェヴら5人に1打差の単独トップに立ちました。宮里美香選手はイーヴン・パーの72で26位。上田桃子選手は主催者推薦で出場した諸見里しのぶ選手とともに74で43位。
2020年夏季五輪開催を目指す東京招致委員会は昨日、IOCに提出した内容を公表しました。大会会期を7月24日から8月9日の17日間で、改築予定の国立競技場で開会式と閉会式や陸上競技を行い、中央区晴海に選手村を建設し、半径8キロ圏内に35の競技会場のうち28を配置するという、コンパクトな大会をめざします。世界に復興をアピールする、という趣旨は日本国内での盛り上げのために使いますが、申請には明記されませんでした。
アルベールビルと、リレハンメル2回の冬季五輪のノルディックスキー複合団体で金メダルを獲得した荻原健司選手が、岐阜県高山市で開催中の国体スキー競技会に出場。4位に入りました。一旦引退した2004年からは参議院議員を6年間務め、今大会に向けて4キロ減量しての挑戦でした。「表彰台は遠い。それでもW杯に出るような選手が出場するなか、ベストは尽くせたかな」と、満足感に満ちたコメントです。
アメリカのプロバスケットボールNBA、きのうのニューヨーク・ニックスの試合はジェレミー・リンが自己最高の13アシストを記録する活躍を見せ、サクラメント・キングスを100-85で下し、チームの連勝を7に伸ばしました。本拠地マディソンスクエアガーデンは大興奮で、リン選手は観衆から「MVP」の声援を受けました。
デビューからの活躍を受けてメディアは、リンと「尋常ではない」という意味のインサニティを合わせた造語で「Linsanity」と呼んでいます。
このジェレミー・リン選手は、ロサンゼルス出身で高校時代からバスケットボールで頭角を現した、両親が台湾出身の23才。アイビー・リーグの大学ではスポーツ推薦を受けられず、ハーバード大学経済学部に一般入学することになります。そのバスケット・チームでも大活躍をして、アイビー・リーグの得点、リバウンド、アシストなどの個人記録を塗り替えました。
そしてNBA初の東洋系アメリカ人二世で、57年ぶりとなるハーバード大学出身の選手としてキャリアをスタートさせますが、ゴールデンステイト・ウォリアーズとヒューストン・ロケッツを解雇され、去年12月にニックスに加入。故障した選手の替わりに出場すると、ジェレミー・リンの大活躍でチームが躍進。個人記録でもマイケル・ジョーダンやコービー・ブライアント、シャキール・オニールを上回るポイントを叩き出しています。彗星のごとく現れた彼のおかげで、価格変動制のニックスのチケットが、ここ2週間足らずで倍の値段に高騰。この状況も、ロイターではリンとインフレで「Linflation」と呼ぶことにしたとか。
いま最も注目すべきスーパー・スター、ジェレミー・リンです。