この映画食堂。映画のオーダーの方法が変わっています。
ギャラリーのウェブサイトで映画の上映スケジュールをみますと、調味料の名前が並んでいます。
味噌、黒コショウ、はちみつ、ナンプラー、バルサミコ酢。この調味料の中からひとつ選びます。すると、その味を連想させる映画を見せてくれる、という仕組みなんです。
どんな映画かは、当日まで分からないそうです。
たとえば、黒コショウを選んだら、ピリッ!とする映画?ナンプラーの味を連想させる映画って?こんな映画の楽しみ方もいいですね。
そして選んだ映画とともに、その調味料を使った1口サイズのフードもいただけます。
舌と目で味わう「映画食堂」は原宿のギャラリーROCKETで、明日・明後日の限定オープンです。
入場料は1回、500円。
» ROCKET, 15. 映画食堂#2 /キノ・イグルー&山フーズ
そして、映画と言えば、もうひとつ。
舞台は、1930年代のパリ。
主人公の少年ヒューゴは、お父さんを亡くして、ひとりぼっち。駅の時計台に住み、時計のネジを巻いて暮らしています。
ヒューゴは、父が残した不思議な機械人形を何とか修理しようとしています。
そして、ある日、駅のおもちゃ屋さんで、部品を盗もうとして、ジョルジュというおじいさんに捕まります。
そして、ジョルジュと暮らす女の子イザベルと知り合い、
ふたりで機械人形の謎に迫っていく……という展開。
ここまで聞くと、「あれ?普通のファンタジーなんじゃない?」と思われるかもしれません。
違うんです。
実は、映画の舞台となっている1930年ごろのパリ。これは映画が誕生してからすぐ、という時代です。
ヒューゴの冒険の過程で映画創世記のさまざまな作品へのオマージュが散りばめられていくんですね。
ジョルジュおじいさんも、実は、映画の歴史上、非常に重要な人物だったりします。
名作への愛がたっぷり!
ぜひ、劇場で、映画の魔法にかかってください。
映画『ヒューゴの不思議な発明』は、3月1日、映画の日からTOHO シネマズ有楽座ほか全国ロードショーです。
» 映画『ヒューゴの不思議な発明』