ノルディックスキーの世界ジュニア選手権はきのう、トルコのエルズルムで行われました。ジャンプ女子では15歳の高梨沙羅選手が1回目で最長不倒の108.5メートル、2回目に107.5メートルを飛び日本女子で初めて優勝です。
男子ゴルフの世界マッチプレー選手権はきのうからアメリカのアリゾナ州で開幕。1回戦で石川遼選手が前週の試合で優勝したビル・ハース選手と対戦し、終盤5ホールで3ダウンから逆転し、1アップで勝利を収めました。しかし残念ながら番組開始前に2回戦が終了。善戦したものの、イギリスのポール・ローリー選手に1ダウンで敗れました。一方シンガポールで行われている、アメリカ女子ゴルフツアーのチャンピオンズ初日では、上田桃子7バーディーなどで68をマークし、首位と2打差の2位という好スタートです。
きのうの中国メディアによると、プロバスケットボールNBAの元スター選手、マイケル・ジョーダンが、福建省のスポーツウェアのメーカーを中国の裁判所に訴えました。この会社は「ジョーダン」の中国語表記だけではなく、ジョーダンさんの子ども2人の名前も商標登録していて「一般的な外国人の姓で、マイケル・ジョーダンとの関わりはない」と説明しています。
出場ランナーの受け付けなどを行うイベント「東京マラソンEXPO」がきのう、東京ビッグサイトで始まりました。お聴きのあなたは応援ですか、それとも出場?
何といっても注目は埼玉県庁の職員で「市民ランナーの星」といえる川内優輝選手です。去年の東京マラソンでは日本人トップの2時間8分37秒。ロンドンへの代表選考会だった昨年12月の福岡国際でも、日本人トップの3位と結果を残しました。しかしギリギリ2時間9分台という内容に不満で、「2時間7分台を目指す」として常識破りの選考会再挑戦を決めていました。
もともと公務員で練習時間がとれない川内選手は、フルマラソンの大会出場も練習のひとつと考えているようです。実業団の選手がよく練習する40km走がわりに試合に出場。常識では、同じ距離でも「試合」は、アドレナリンが出るせいか、体力以上の走りをしてダメージが大きいとされています。精神力とのバランスを保つのが難しいとはいえ、練習と試合の境界線がない川内選手は、福岡国際の2週間後に、防府マラソンに出場して日本人最高の2位。年末年始も母校の春日部東高校の合宿に参加するなどで走り込み、2月5日の香川県の丸亀国際ハーフで自己記録を更新しました。
今年の海外勢はエチオピアのゲブレシラシエを筆頭に、自己ベストで2時間8分を切る選手が多数出場。もちろん日本の実業団の選手も虎視眈々とロンドンへの切符を狙っており、そこに川内選手は挑むことになります。平坦コースでスピード勝負とはいえ、30キロを超えた終盤の失速がポイント。参加することや、応援するだけでなく、結果も見逃せないレースになりそうです。