オックスファムは、1942年にイギリスのオックスフォードで設立され、世界98カ国で活動する国際協力団体です。世界17の国・地域に拠点を置き、貧困を克服しようとする人々を支援し、貧困を生み出す状況を変えるために活動しています。主な活動として、アドボカシー/キャンペーン活動、長期開発支援、緊急人道支援、国内啓発事業を行っています。イギリスでは、街中に店舗を構え、人々の生活の一部となっているチャリティショップ「オックスファム・ショップ」を運営しているNGOとしてご存知の方も多いかもしれません。
支援の内容としては、例えば、途上国で起きている干ばつや洪水などに対し、途上国の農民が自身で気候変動に適応できるよう、持続可能な農法トレーニングを提供したり、農家の組織化をサポートしています。また、気候変動の適応策を強化するために現地の人々とともに各国政府へ働きかけるアドボカシー活動を行っています。オックスファムは、一貫して、支援の届きにくく社会的に声が反映されにくい女性、子ども、外国人などの最も立場の弱い人々への支援を重視して活動しています。また、現地の活動が長期的に自立できるよう、現地の既存の団体やコミュニティとパートナーシップを組み、現地の人々による活動を支援することを重視しています。
活動へのご参加として、緊急人道支援募金などの寄付、毎月一定の金額をご寄付いただくマンスリーサポーター制度、イベントへの参加やそのお手伝いまたは在宅などでの様々な形でのボランティア、オックスファムの写真展リレーやハンガーバンケットの参加、国際協力をご家族やお友達へギフトとしてプレゼントできる「アンラップトギフト」の購入、書き損じハガキを集める、など様々な形があります。とくに、毎年春に開催されている4人1組のチームで、小田原市から山中湖までの100kmのトレッキングに挑戦してファンドレイジング(寄付金集め)を行う国際協力イベント、オックスファム・トレイルウォーカー・ジャパンでは、毎年多くの参加者やボランティアの方々に支えられる一大イベントとなっています。また、この冬期間限定で、日本初のオックスファム・ショップが吉祥寺と下北沢にオープンしました。こちらもボランティアのスタッフ、お店で販売する寄付品をご提供いただく、お店で買いものをして国際協力に貢献する、といったオックスファムの活動を身近に感じていただく形でご協力をいただいています。