さて、ビジネスパーソンが、そして学生さんもでしょうか?何気なく差し出す名刺。印象深いユニークなものがありますよね。
名刺交換の作法などまである日本ですが、あの国ではどうなのでしょうか?
今日も2カ国をコネクト。
アメリカ、NY。中村英雄さん
ビジネスの場においては必需品です。
ホームパーティなどで名刺出したら、完全に野暮です。
何となく「売り込み」的なニュアンスがあるのかもしれません。だから名刺のデザインやサイズも日本ほど規格化されていなく、長いの、短いの、細いの太いの、材質がバルサ板みたいのからアルミ製、プラスチック製など様々。変わり名刺を持っているのは、アーティスト、ミュージシャン、デザイナー、シェフなどです。
大企業や国連、政府関係機関の名刺はシンプルで面白みがありません。
セールスマンはさっと名刺を出します。顔写真入りが多いです。俳優女優も顔写真入りが好きです。医師や税理士、計理士らのオフィスでは「ご自由にお取り下さい」的に置いてあります。
日本と違うのは名刺に対する敬意の払い方です。
日本では初対面の方と名刺を交換する際には、両手で名刺の端を持って、うやうやしく受け取り、大切にホルダーにしまい、後には名刺ファイルにきちんと整理しますが、NYにはこのような儀式や習慣がありません。たいてい貰った名刺はジャケットのポケットに無造作に放り込むし、アルバムに名刺を整理する人なんてお目にかかったこともありません。
ブラジル、リオデジャネイロ。肥田テツヤさん
最近は増えてきました。
ここ数年は名刺をきちんと用意するビジネスマンが増えてきました。
しかし、今でもたまに、名刺をもちあわせていないビジネスマンがいますが、それでもケロッとしています。
受け渡しも日本のように仰々しくありません。片手でパッと簡単に受け渡します。ずっと前に、日本式に両手で出しておじぎしたら驚かれました。
(特にリオのひとは)形にとらわれないというのもあります。スーツをきないビジネスマンも多いですし、基本的に手ぶらです。会議でも机に何も出さない人が多いです。
名刺はあくまで名前と連絡先を確認するものであって、名刺の体裁にこだわることは稀です。
作りはシンプルで、基本的に白地に黒文字+会社ロゴです。大企業のビジネスマンの名刺でも、印刷がボケたり、ズレたりしてることもあります。