福島県喜多方市。しっくいとレンガでできた駅を出て、まだ残っている道路の雪を望み、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました、暖かいラーメンを食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
日本でも有数のラーメンの名所として全国に名を馳せる喜多方。
しっかりとコシが強い、太く平たい麺が縮れているのが特徴で、100軒以上あるといわれる全てのお店で共通しています。合わせるスープは、基本的に喜多方の伝統産業ともいえる醤油ベースですが、その風味の出し方はお店によってさまざま。手作りのチャーシューなどの具材が、さらに個性を引き立てます。
また、喜多方では朝からラーメンを食べる「朝ラー」の習慣があり、今ごろの時間には開店前で行列をしているお店もあります。工場の深夜勤務を終えてから、また早朝の農作業を終えてからなど「朝ラー」発祥にはいくつかの説がありますが、5万人あまりの人口に対して、100軒以上のラーメン屋さんがある土地柄。店の名前に「食堂」と入っているところも多いのは、ラーメンが市民の食生活にとけこんでいる証拠です。
まずは熱いスープをれんげにすくっていただきましょう。
2012年3月10日は、スタンプラリー形式で市内の酒蔵をめぐり、地酒の試飲ができる、「喜多方酒蔵探訪のんびりウォーク」というイベントも開催されます。
» 福幸フェア「喜多方酒造探訪のんびりウォーク」のご案内