2012/5/4

日本の独立リーグで「ナックル姫」こと吉田えり投手が初勝利

野球の関西独立リーグ、兵庫ブルーサンダーズの吉田えり投手はきのう、兵庫県三田市で行われた紀州レンジャーズ戦に今シーズン初先発。5回70球を投げて6安打1失点2奪三振で、男子選手に交じってプレーする日本初の女子プロ選手として、日本で初の勝利投手になりました。一昨年渡米して去年8月に1勝したものの、所属球団の解散によって帰国。20歳になった今シーズンは3年ぶりに関西独立リーグに復帰しています。

ホッケー日本女子、五輪最終予選1位で決勝へ

ホッケーのロンドン五輪世界最終予選第9日はきのう、岐阜県グリーンスタジアムで女子1次リーグ最終戦を行い、日本はベラルーシを4-0で下して4勝1分けで勝ち点13の1位となり、勝てば3大会連続五輪出場となる明日の決勝に進みました。一方男子代表は決勝進出をかけて、今日3勝1敗の中国と1次リーグ最終戦を戦います。

陸上の海老原と岸本がロンドンの代表に、福島千里は200mで敗れる

ロンドン五輪代表選考会を兼ねた陸上の静岡国際は、静岡スタジアムで昨日行われ、女子やり投げで日本記録保持者の海老原有希選手が参加標準記録A標準を上回る61メートル14で優勝。男子ハードル400mは岸本鷹幸選手が、A標準を突破する自己新の48秒88で優勝しました。また女子の200mは昨年の世界選手権400mで優勝したアマントル・モントショー選手が22秒89で制し、福島千里選手は自己3番目の記録ながらA標準にわずかに届かずの23秒12で2位に終わりました。

シンクロのデュエット日本代表未だ決まらず

昨日東京辰巳国際水泳場で行われたシンクロナイズドスイミングの日本選手権兼ジャパンオープン第2日はデュエットのテクニカルルーティンで小林千紗=酒井麻里子組が2位発進。昨年の世界選手権銅メダル、スペインのアンドレア・フエンテス、オナ・カルボネル組が首位でした。オリンピックではメダルを獲得し続けている、日本のデュエットは一種のお家芸ともいえますが、世界レベルの向上にロンドンでは苦戦が予想されています。そしてエース乾友紀子選手はほぼ確定とされていますが、そのパートナーがまだ決定しておらず、この大会の内容を見て、小林と酒井のどちらかになりそうです。花牟礼チームリーダーは「しっかりとした性格の小林に対し、天才肌の酒井」としていますが、本間シンクロ委員長は「後半でところどころ崩れた。これでは世界で戦えない」と厳しく指摘。

会場を訪れた元日本代表ヘッドコーチで、現在は中国代表を率いる井村雅代さんも、日本のデュエット代表が五輪まで3カ月を切っているにもかかわらず決まっていない状況に「ありえへん」と苦言を呈し「デュエットは2人の世界をつくっていくものだから」と強化の遅れを心配していました。