2012/5/18 メキシコ ロスカボス

カリフォルニア半島の先端ロスカボス。周囲はサボテンだらけの一本道で、青空に向かって、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。刺激のある朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はメキシコのロスカボスです

メキシコ西部にあり太平洋に付き出したカリフォルニア半島は、北端の町ティファナから最南端のサンルーカス岬までおよそ1,250kmもの長さがあります。ほとんどが手付かずの荒野がひろがっていますが、南の端のロスカボス周辺は近年リゾート開発が進み、ハリウッド・セレブを中心に、隠れ家的な人気を呼んでいました。真夏のハリケーンのシーズン以外は、めったに雨が降らず、ピーカンの天気が続きます。ターコイズブルーの海と、白いビーチ、そして緑のサボテンというコントラストが美しく、ロサンゼルスから飛行機で2時間あまりというアクセスのよさもあって、アメリカ人観光客が急増中。水温が低めで、ホテルのビーチで泳ぐというよりは、スキューバダイビングや、スポーツフィッシングなどが人気です。

朝食はメキシコ風オムレツで

こうした新しいリゾートでは、忙しい日常から離れて、とにかくホテルの中でのんびり過ごしましょう。ここでは宿泊費のみならず、食事や飲み物、アクティビティまで全て込みの料金「オール・インクルーシブ」が一般的。ですからたいてい朝ごはんは、ビュッフェ・スタイルです。とはいえ卵料理は専門の係が、お客さんの好みのものを作ります。
玉ねぎのみじん切りと細かく切ったハムなどをサラダ油で炒め、しんなりしてきたところで、ざく切りのトマトを入れてトマトソース風に煮込みます。そして塩コショウで味を整えたら溶き卵を流し入れてかき混ぜます。もちろん緑色の唐辛子「チリ・セラーノ」はお好みで…。朝から刺激的な料理を、トルティーヤとともにどうぞ。

メキシコの唐辛子といえばハラペーニョが有名ですが、一般的には辛さや臭みが少なく風味がよい「チリ・セラーノ」をよく使うようです。