日本高校野球連盟はきのう、大阪市内で理事会を開き、今年の夏の選手権地方大会から、8人以下しか部員がない高校では、連合チームとして公式戦の出場を認めることを決めました。昨年度の調査では全国で96校が少子化など部員不足を理由に公式戦を2大会以上棄権していたことが判明。条件の緩和となりました。
ロンドン五輪レスリング男子代表がきのう、北区のナショナルトレーニングセンターで練習を報道陣に公開し、昨年の世界選手権銀メダルで五輪最終日に登場する、フリースタイル66キロ級の米満達弘は「最後にきれいなメダルを取っていい終わりにしたい」とコメントです。近々女性誌の「anan」に登場するイケメンレスラーのグレコローマンスタイル55キロ級、長谷川恒平は6月上旬から、ロシアで武者修行すると発表。
27日からはじまるローランギャロスでのフレンチ・オープン予選は火曜日からスタート。昨日は女子シングルス2回戦で土居美咲はドイツの選手にフルセットの末に敗れ、瀬間友里加・詠里花の姉妹も敗退。男子シングルス2回戦の守屋宏紀もオランダ選手に敗れました。錦織圭選手は、左腹斜筋の肉離れでトーナメントを離脱。リハビリ中ですが、状態が万全ではないため、大会欠場を決断したと本人のブログで報告。国際ランキングは下がりますが、上位56人が出場できる規定のロンドン五輪出場資格はキープ。
IOC(国際オリンピック委員会)は日本時間の昨日、2020年夏季五輪招致の第1次選考を行った結果、東京とイスタンブール、マドリードが通過したと発表しました。
東京都としては前回の招致活動では、PR活動などでおよそ150億円を計上し、議会から「バラマキ」との批判を浴びました。それだけやっても都民の開催支持率は56%で立候補4都市中最低。盛り上がりに欠けた事が「落選の原因」とも言われています。今回は予算を半分の75億円に圧縮。量から質に転換した招致活動を展開するとの事ですが、昨日の時点で47%。招致に向けて仕切り直そうという意識が盛り上がっているとはいません。
外に目を向ければ、アフリカ大陸で最初の開催というのがウリだった南アフリカが見送り、不況でローマが辞退、アジアの票が割れるという可能性があったドーハが落選したことで、俄然有利になったという論調も見られます。しかし16年でも立候補してリオに次ぐ2位だったマドリードや、世界的な不況の中、着実に経済成長を遂げているトルコのイスタンブールは、これから激しい招致合戦を繰り広げる上ではかなり手ごわい相手です。
この春はEXILEがノーギャラでポスターに登場して世論喚起をはかる、ということもありました。今後も著名人による訴えかけがあるようです。しかしそれがメインで47%を都の担当者が目標とする「支持率80%、最低でも70%」にできるのでしょうか。
競技施設をハコモノのように作るのではなく、資産として。都民をはじめ一般のアスリートが開催後にどのように活用できるのか。さまざまな議論がソーシャルメディアをはじめとして、活発に行われるでしょうか。