ニューヨーク州ピッツフォードのローカストヒルCCで開幕した、全米女子プロ選手権。前週3位とようやくスランプから脱出した宮里美香選手と、今シーズンすでに1勝を挙げた宮里藍選手が、トップと1打差の2アンダー、4位タイでホールアウトしています。上田桃子選手は2オーバー。首位の3人はビートリッツ・リカリ、ライアン・オトゥール、ジュリア・セルガスです。
パリのローランギャロスで行われている全仏オープンの女子シングルスは準決勝が行われ、マリア・シャラポワ選手は、昨年のウィンブルドン選手権女王のペトラ・クビトバ選手を6-3, 6-3のストレートで破り決勝進出。肩の負傷などで一時期は126位まで下げた世界ランク1位への返り咲きを同時に果たしました。決勝の対戦相手は、グランドスラム初の決勝進出で勢いに乗るイタリアのサラ・エラニ選手です。
アメリカプロバスケットNBAのプレーオフ、ウェスタン・カンファレンス決勝はきのう、オクラホマシティ・サンダーがサン・アントニオ・スパーズに勝ち、3年前の本拠地移転チーム名変更後初のファイナル進出です。シアトルからオクラホマシティーに移った1年目は23勝59敗と散々の成績。しかしその後年々勝率を向上させ、今季は開幕前から優勝候補と言われており、プレーオフも2連敗からの4連勝と大逆転で頂点を目指します。ファイナルの対戦相手はイースタン・カンファレンスのマイアミ・ヒートとボストン・セルティックの勝者です。
陸上のロンドン五輪代表最終選考会を兼ねた日本選手権は、今日から日曜日まで大阪市の長居陸上競技場で行われます。
男子ハンマー投げは昨年の世界選手権で優勝し、既に五輪代表に決定している37歳の室伏広治選手。今シーズン初戦で18連覇は確実といわれます。男子やり投げは13連覇を目指す2009年世界選手権銅メダリストの村上幸史選手の仕上がり具合が注目されます。
女子100メートル、200メートルは両種目で日本記録を持つ福島千里選手。2冠を狙いますが、今シーズンは得意のスタートで本来の切れ味を欠いており、どこまで立て直せるかという課題が残ります。陸上界で戦後最年少となる16歳でのオリンピック出場を目指す土井杏南選手は、100メートル五輪参加標準記録Aの11秒29切りが目標です。
男子の100メートルは4連覇を目指す江里口匡史選手ですが、4月に日本歴代5位の10秒08を出した成長株の山県亮太選手からも目が離せません。
400メートル障害は岸本鷹幸選手が優勝候補筆頭ですが、今季限りの引退を表明した日本記録保持者の為末大選手のロンドンに賭けた最後の大一番も見逃せません。