2012/6/15 【ニッポン47ブルワリー】【アラブ・エクスプレス展】

ニッポン47ブルワリー -47都道府県のクラフトビール展-

47の都道府県で作られているクラフトビールを紹介する展覧会です。
会場は、渋谷ヒカリエの8階、d47MUSEUM。

1994年の酒税法改正によって、小規模で生産を行うマイクロブルワリーが全国に誕生したんですよね。

今回は、そんな日本全国のマイクロブルワリーが醸造するクラフトビールを紹介。
たとえば、茨城県、常陸野ネストビール『ニッポニア』。
これは、日本で開発されたビール麦『金子ゴールデン』と、日本で育てられたホップ「ソラチエース」で醸造されているビール。正真正銘ニッポンのビール!
神奈川県産の稀少なオレンジを皮まで丸ごと使った『湘南ゴールド』。
愛知からは、麦芽に赤味噌を融合した『名古屋赤味噌ラガー』。
沖縄・名護の名水と、ゴーヤーの果汁を使ったヘリオスブルワリーの『ゴーヤーDRY』!

会場では通常、見るだけなんですが、毎週日曜日には、47のクラフトビールが飲めちゃう試飲会を開催しています!
『ニッポン47ブルワリー -47都道府県のクラフトビール展-』は、渋谷ヒカリエ8階のd47MUSEUMで、2012年7月29日まで開催。
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アラブ・エクスプレス展

アラブ。今、緊迫した状態が続く地域です。
イラク、エジプト、シリア。そうしたアラブ諸国から生まれるアートを紹介するのが『アラブ・エクスプレス展』。
あす土曜日から、六本木ヒルズ森タワー53階の森美術館で始まります。

アラビア半島を中心としたおよそ10の国々から、30組以上の現代アーティストの作品を展示。
絵画、彫刻、写真、映像、立体作品と表現の方法は様々。

たとえば、イラク・バグダット出身の女性アーティスト、マハ・ムスタファさんの作品。『ブラック・ファウンテン』というタイトルでギャラリーの中で 黒い液体を噴き出しつづける泉のような作品。 どこからともなく墨が飛び散っているようで不気味であり、美しくもある。しかし、この湧き出る黒い液体に込められたメッセージは、1991年の湾岸戦争時、油田が爆破され、そこから立ち上がる煙と炎が大気を汚染し、住民たちの体にも大きな影響を与えたことを表現しているんです。

石油が絡む利権争いが 一般市民に暗い陰を落とす。
考えさせられる作品です。

10以上のアラブ諸国となると、ひとくくりにできない気もしますが、今のアラブ美術の特徴として、どんなことが挙げられるのでしょうか?
知らないことの多いアラブ地域。美術を通して少しでもその社会を知ることができるかもしれません。

アラブの現代美術を紹介する展覧会『アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る』は、明日、2012年6月15日から10月28日まで、六本木ヒルズ森タワーの森美術館で開催です。
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