今年の3月から毎週金曜日に、首相官邸周辺で、大飯原発再稼働反対のデモが行われています。
最初こそ規模が小さかったものの、6月に入ってからは人が増え続けています。
労働組合でも、学生運動でもない、普通の人々がSNSなどで集まるデモでした。
あの国ではどうなのでしょうか? 今日も2カ国をコネクト。
ドイツ ベルリン。ウォルフガング・バウアーさん
「とても盛んです」
交通問題、道路建設、脱原発、核廃棄物の運送、移民政策、環境保護、グローバル化などに対するものでさまざまで、規模も1人から15万人とさまざまです。
ベルリン州で行うデモ抗議についてですが、基本的には二種類があります。
AからBへ移動するデモ抗議=デモ、または移動していないデモ抗議=大会。
ベルリン州内では2011年に574のデモ、3,600の大会が行われました。
つまり、平均で毎日12ほど、何らかの形のデモ抗議がベルリンで行われていることになります。
統一後の1991年から、毎年行う「Tour de Natur」といって環境・自然保護の自転車デモがあります。
参加者たちは2週間かけて主に南ドイツを回って、生演奏会、演劇、活動色々で環境保護のためにデモします。
フランス パリ。ドゥヴィアンヌ園子さん
「盛んです」
フランスのデモは、労働組合が号令をかけて動員するのが主ですが、前もって届け出をする必要があるようです。
私はデレデレと歩くのは好きではないので参加したことはありませんが、確かに町でデモ行進をよく見かけます。家族でリクリエーションのような雰囲気のデモもよくあります。音楽隊が同行するような賑やかで楽しそうなのもあります。
ゲイプライドもデモりますし……コンテスタシオン(異議申し立て)は行動で表さなければ、政治家も企業主も取り合ってくれない国のようです。
要するに実力行使が必要で、「話せばわかる」が通用しない国です。
私は日本人ですから、こういう戦闘的なやり方は未だにどうしてもしっくりしませんが……