2012/9/14 ロシア ウラジオストク

ロシアの東海岸の都市ウラジオストク。
シベリア鉄道のターミナルとなる駅の建物を望んで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。軽い朝食にしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はロシアのウラジオストクです!!

ロシア語で「東を征服せよ」という意味のウラジオストク。
成田からは2時間あまりで着いてしまう「最も近いヨーロッパ」といえるでしょう。

およそ100年前には6,000人もの日本人が移住して、日本人街までありました。しかし冷戦の時代にはロシア太平洋艦隊の軍事基地だったので、街の様子を伺い知る事ができませんでした。そしてソ連崩壊後はロシア連邦の東の玄関、重要な貿易港として脚光を浴びるようになり、先週はAPECサミットが行われ、21カ国の首脳が集まりました。帝政ロシア時代の面影がいまだに色濃く残る街並み。そしてランドマークともいえるウラジオストク駅はモスクワへのおよそ9297kmをまる1週間かけて移動するシベリア鉄道のターミナルで、大陸の旅情を誘います。

ロシアの国民食はブリヌイというクレープのようなもの

小麦粉、卵、牛乳、塩、砂糖、ベーキングパウダー、そしてヨーグルトを混ぜ合わせた生地を、ひまわり油やバターでフライパンを使って薄く焼き上げたものがブリヌイ。高級食材のキャビアを乗せて、パーティで食べることもあります。しかし朝食ではキノコやチーズ、ベーコンなどを包んで食したりハチミツやジャム、はたまた粉砂糖など、甘いものを塗って、パンケーキのようにいただくのが一般的。もちろんシンプルにそのまま食べることもあります。味のアクセントはケフィアというヨーグルトの酸味です。食堂などではお皿に何枚ものブリヌイが積み上げられても、あとを引くように食べられてしまう。それはほのかな酸味のあとあじがポイントかも知れません。ジャムに紅茶のロシアンティーとともにどうぞ。

ウラジオストクは海産物が豊富なので、サーモンやイクラ(これはもともとロシア語のですよね)もよく食べます。
また日本から近いこともあって、最近ではマーケットで日本の野菜が人気だとか。