2012/9/28 ウガンダ カンパラ

東アフリカ、赤道直下の国ウガンダ。静かに水をたたえるヴィクトリア湖の岸辺で、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。素朴な地元の朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はウガンダです!

ほぼ赤道直下にあるウガンダの首都カンパラ。標高1,000m以上の高地にあるため、灼熱の太陽に砂漠というイメージとは全く異なり、平均気温は一年を通して23度前後。しのぎやすい気候のうえ、緑もいっぱいです。カンパラからはナイル川の源となるヴィクトリア湖を見下ろすことができます。世界で3番目の大きさを誇るヴィクトリア湖の面積は68,800平方キロ。これはびわ湖の100倍以上にあたる広さで、ウガンダのほかケニアとタンザニアの3つの国に囲まれています。湖の周囲は降水量が多く、豊かな土地のため農業が盛ん。そしてナイルパーチという、スズキに似た白身の魚が獲れ、日本にも輸入されています。

国民食はバナナです

ウガンダの主食といっても過言ではないのが「マトケ」。甘くない、緑色のバナナが材料の食べ物です。まずその硬い生バナナの皮をむき、実の部分をじっくりと蒸したり、茹でたりして、やわらかくします。そしてそれをマッシュ・ポテトのようにすりつぶします。粘り気が出るものの、それだけではあまり味がないので、トマトソースと一緒に、煮込んだ肉や魚と食べるのが一般的。とうもろこしや、お米、そしてパン類もあるのですが、一日のスタートは「マトケ」じゃないと力が出ない、と言うウガンダの人々が多いようです。日本で食べるバナナとは味もレシピも違っているとはいえ、低カロリーで栄養価が高く、何よりお腹の中での持ちがいい。そんな「マトケ」の料理をコーヒーと一緒にどうぞ。

ウガンダではロブスタ種というコーヒー豆の栽培が盛んで、高地栽培の貴重な豆として人気を呼んでいるようです。