レスリング女子世界選手権でオリンピックと合わせて13大会連続世界一を達成した吉田沙保里選手に、国民栄誉賞を授与する方針を固めたと政府関係者がきのう明らかにしました。都内での取材に対して「本当にありがたいこと。もっともっとすごい記録を残していきたい」とコメント。くしくも今日が30才の誕生日だということです。
有明テニスの森公園で行われているテニスのジャパン・オープンはきのう4日目が行われ、世界ランキング17位の錦織圭選手は、125位のトミー・ロブレド選手に5-7、6-1、6-0と逆転勝ち。大会初のベスト8に進出です。しかしダブルス準々決勝の錦織選手とアルゼンチンのフアン・モナコ選手組はストレートで敗れベスト4はなりませんでした。今日のシングルス準々決勝では、世界ランク6位のトマーシュ・ベルディハ選手と対戦します。
自動車レースF1は今週末が日本グランプリですが、メルセデス所属のミヒャエル・シューマッハーは昨日、今シーズンかぎりで引退すると鈴鹿で発表しました。年間総合優勝が7回という、歴史に残るF1ドライバーですが、一度引退したものの2010年に復帰。しかしその後は表彰台に上ったのが1度きりと往年の輝きが失せ、今シーズンの年間総合王者を決めるポイント争いでは現在12位。厳しい状況が続いていました。
世界最高峰の競馬レース「第91回凱旋門賞」が、今週末の日曜日にパリ郊外のロンシャン競馬場で行われます。日本からは去年の三冠馬で、今年のグランプリレース宝塚記念の覇者、4歳のオルフェーヴルと、そのペースメーカーのアヴェンティーノの2頭が出走します。オルフェーヴルを管理するのは、2006年にディープインパクトで涙をのんだ池江泰郎調教師の子息にあたる池江泰寿調教師。凱旋門賞に日本馬が初挑戦した1969年生まれです。
フランスのトップジョッキー、スミヨン騎手が騎乗した前哨戦のフォワ賞は優勝したものの、課題も残るとしている陣営は、パワーが必要な芝生を克服するための調教を、同じチームで積んできました。強敵と思われていた馬が次々に回避することになり、チャンスがあるという見方もありますが、パリでは雨が降り続き、望まれる馬場状態での出走は難しそうです。
今までの日本馬の成績は、1999年のエルコンドルパサーと一昨年のナカヤマフェスタの2着が最高。あと一歩のところで優勝には届きませんでしたが、今回はどんな結果が待っているでしょうか。
日本時間で日曜日の夜11時25分スタート予定です。