下北沢のイタリアンやスペイン料理、カフェなど飲食店およそ10店舗で、それぞれのお店が考案したフグ料理をいただくことができます。
例えば、フグのペペロンチーノ、フグの竜田揚げ、フグの卵巣を使ったお茶漬け……
なぜ、このようなイベント開催に至ったのか?
実は、東京都の条例改正にともない、今月から、フグの調理師さんがいない飲食店でも専門業者が処理をしたフグであれば、販売可能になったんです。
それに、「トラフグ」は高級魚ですが、「シロサバフグ」という種類のフグはお手頃な価格となっているそうで、イベントでは、このシロサバフグを使ったメニューが登場します。
「世界ふぐフォーラム2012 in 下北沢」はあさって日曜日、下北沢のカフェバール「バックス」ほかで、開催。
イベントの参加料は2,000円ですが、このチケットを買えば、全店のフグメニューを試食できる、ということ。
より詳しくは、世界ふぐ協会のFacebookページでご確認ください。
『3・11とアーティスト: 進行形の記録』
明日土曜日から、茨城県水戸市の水戸芸術館で始まります。
参加されているのは、日比野克彦さん、ヤノベケンジさん、写真家の畠山直哉さんといったすでに美術界で知られた方々から、大学院生の方までさまざまです。
みなさん、震災以降、自主的に被災地と関わってきた方たちです。
アートで、みんなをつなぐ。
たとえばヤノベケンジさん。
以前から放射能をテーマに作品を作っているアーティストですが、展覧会では、大きな方舟を展示します。
そこには福島をはじめ、全国の人たちから集めた大切なぬいぐるみが乗せられています。
「ノアの方舟」にかけて、放射線からの脱出という願いが込められているんです。
ほかには、岩手県の陸前高田にご実家がある写真家の畠山直哉さん。
2011年3月18日に陸前高田に戻り、以降、毎月現地でふるさとの姿をカメラに収めてきました。
今回の展覧会では、被災直後から今に至るまで、陸前高田の移り変わりを見ることができます。
『3・11とアーティスト: 進行形の記録』は茨城県の水戸芸術館であす土曜日から、12月9日までの開催。