最近、デフレ傾向のせいでしょうか、100円均一ショップをはじめとして激安の小売りチェーンが増えています。
さて世界のあの国ではどうなのでしょうか?
今日も2カ国をコネクト。
デンマーク、コペンハーゲン。豊島崇宜さん
「先日大阪に出店したTigerです」
安くてデザインのよい雑貨店のTigerはヨーロッパでも店が増えており、デンマークでは、今、61店です。
もともと、こちらでは「良いものを長く」というライフスタイルで、アンティークが一般的です。
でも、雑貨を手軽に買える店がなかったので、若い人を中心に人気です。
ただ、日本のように人が殺到ということはありません。
デンマーク語ではTigerはティーアーと発音するのですが、10クローネコイン(現在140円前後)も同じ発音(tier)なので、それにひっかけたようです。そのため、10クローネのアイテムが中心ですが、30クローネ、50クローネなどのものも混ざっています。
Tigerのヒット要因は日本の100円ショップに似たところもあります。
長く大事に使うという物ではないけれども、多様なモノが揃っていて手軽な価格で気軽に買え、また、実用一点張りではなく、デザイン性や洒落っ気があるところも受けたのでしょう。
シンガポール。赤井亜紀子さん
「2シンガポール$ショップです」
約130円です。
10年ほど前から日本でおなじみの「ダイソー」が進出し、今では大型ショッピングモールを中心に9店舗あります。
「安かろう悪かろう」という常識が崩れ、低価格に負けない日本の品質の良さと品揃えでシンガポーリアンにとっても人気の場所です。
週末にはレジに長蛇の列が出来ます。急速に経済発展し、家賃はもちろん、光熱費から食料品まで価格上昇しているシンガポールでは「いかに安く買うか!」が人々の関心事です。
旅行客にとってシンガポールで「ダイソー」に行くことは観光スポットに行くようなもので、大量に購入し、お土産にもなっているそうです。
お店の雰囲気と品揃えは日本と変わらないのに、さまざまな人種のお客さんと、レジにシンガポーリアンがいるというのは、日本人にとっては不思議な感覚です。
個人的には「つけまつげ」と「洗濯用ネット」のコーナーにいつでもお客さんがいるのが気になりました。
「つけまつげ」はドラッグストアで1番安いのものでも$7.9。
それが日本製で見た目変わらないのですから、賢い消費者は$2で買うのでしょうね。