アメリカ大統領選挙は、オバマ大統領が接戦を制して2期目を務める事になりました。
景気浮揚のための経済政策を中心として、問題は山積していても、今回は変化を望まなかったという事でしょうか。
投票前後のアメリカの2つの都市にコネクトして、その街の表情についてレポートしていただきました。
NY。中村英雄さん
「もともと民主党が強く事前の世論調査でも圧倒的にオバマ支持でした」
変電所が爆発したおかげで、マンハッタンの復旧は思ったよりもはかどっていないのが現状です。オフィス難民も多数。
そんな中の選挙だったこともあり、4年前に比べて盛り上がりには欠けていました。
オバマ大統領の実績に関しては、冷静に評価されていて、直前にメディアが接戦を報じても、あまり危機感はなかったし……
翌日となる7日にはサンディほどではないにせよ、新たなハリケーンが東海岸に接近し、ニューヨークは雪。
そのためお祭りムードなどは全くなし。
結果についてはニューヨーカーが当然のようにもう4年やらせてみよう、というように考えているようです。
アトランタ。通木のぞみさん
「ジョージア州は圧倒的な共和党の牙城です」
家の前の芝生の庭に立てる看板はロムニー・ライアンを支持するものが多く、テレビ広告もほとんど、オバマ批判のものが多く、とくに選挙前の数日はたくさん目にしました。選挙後、まだポスターはちらほら見ますが、テレビでの政治広告はパタっとなくなり、やっと平常に戻ったという感じです。
選挙前は接戦でどちらが勝つのかわからないという報道されていたのに、蓋をあけてみたら思ったよりあっさりとオバマ大統領が勝ったという感じがメディアから伝わってきます。
オバマ大統領の勝因として、ハリケーンのサンディーの影響が大きいと言う意見もあります。
アトランタは、共和党色が強いだけには、やっぱり多くの人ががっかりしています。一様に皆がオバマ大統領が当選して心配しているのが、増税と予算問題です。
中小企業のオーナーがオバマ大統領が当選して、中小企業にとっては、より厳しくなるのではないかというのを地元ニュースのインタビューなどでは目にします。