12月16日の日曜日は衆議院議員選挙の投票日です。
同時に東京都知事選挙、最高裁判所裁判官国民審査も行われ、世田谷区、葛飾区、八王子市では都議会議員補欠選挙もあります。
当日行けないという方は期日前投票を済ませましたか?
さて、選挙運動も今日・明日が大詰めですが、世界のあの国での選挙活動や投票システムはどうなっているのでしょうか?
今日も2カ国をコネクト。
ブラジル サンパウロ。吉川真由美さん
「電子投票です」
ブラジルでは、投票することが一応、義務になっていますが、16歳、17歳の者と70歳以上の者にはオプショナルになっています。
1988年に文字が読めない人にも投票する権利が与えられました。
その場合は、サインの代わりに指紋をプリントし、数字さえ読める人なら投票できることになっています。
選挙システムは、1996年から「電子投票システム」に変わり、紙に書いて箱の中に入れるということは、もう行われていません。
機械に向かって自分の候補者の番号を押して「確認」ボタンを押せば、自動的に投票ができるので、こんなに面積が広い国であっても、全国が投票する大統領選挙で、その日のうちに結果が出るのです。
候補者の宣伝にはいろいろな形がありますが、テレビの限られた時間内に行われる宣伝、パンフレットを配ったり、車に乗ってスピーカーで自分が選ばれたらどのようなことをするかについて大声で宣伝する方法。また、ラジオなどでの宣伝もあります。
ラジオやテレビでの宣伝の期間は全国で決まっていて、その期間以外の宣伝は禁止されています。
最近では、SNSなどを使って宣伝をしている候補者もいますが、これに関しても期間が限られていますので、この期間以外の期間に宣伝を行った場合は、その候補者は罰金を払うことになっています。
台湾。片倉佳史さん
「自分で記名して投票箱に入れます」
直接選挙だから、選挙前から市民がみなソワソワしている感じ。
一人一人の投票が社会全体の未来を動かしている自負感があります。
また、政権によって政策がかなり異なるので皆、必死になります。
投票日が近づくと連日のように大会が開かれ、大きい場合には、その規模は1万人を超えます。
人それぞれ支持者が異なるので、バスや電車の車内など、公共の場では選挙の話をしないよう、告知が出ることもあります。
大会会場では、手帳やフィギュア、キーホルダー、時計、マフラー、シャツ、帽子など、候補者をキャラクター化したグッズがいろいろと売られます。
しかも、候補者が落選すると価値が上がることが多いようです。
選挙前は、Facebookのやりとりが活発になります。
台湾人は日本とは比較にならないくらい、Facebook好きが多いです。